【社長公募制度】目指すは「AIを”正しく”活用していくこと」~新卒2年目でカンパニー社長になった理由~

秋元幸太郎 
2021年新卒入社
AI

メンバーズでは、2022年7月に社長公募制度により新たなカンパニーが誕生しました。その名も「メンバーズ AI Reach カンパニー」。AIスペシャリストがお客さま企業に常駐し、AIプラットフォームの選定・導入から、AI利活用における課題の策定・運用までを支援します。

今回は、このカンパニーを新卒2年目で設立しカンパニー社長となった秋元さんに、設立の経緯や想いをインタビューしました!

秋元 幸太郎 

2021年4月 新卒入社

メンバーズ AI Reach カンパニー カンパニー社長

学生時代に学んでいたことを教えてください

大学時代は数学科に在籍し、確率論を専攻していました。

小学生の頃から算数が得意で、その頃から自分は理系だと思っていました。算数には必ず答えがあって「3+3=9」にはならないですよね。そんな明確な答えがあってはっきりしていることが好きでした。大学数学からは答えを綺麗に求められないことも多いですが、「そもそも解が存在するのか」を探しに頭を回転させることが楽しかったです。

また、父が事業をおこなっていたこともあり、自分もいつかは一つの事業をゼロから構築したいという思いがありました。数学は証明をする上で一つ一つ○か×なのか丁寧に見ていくので、ロジカルシンキングが強く求められ、ビジネスにおいても汎用的に使うことができます。そういった理由から、将来事業をおこなう上でも親和性の高い数学科を選びました。

入社後はどんな仕事をしていましたか

入社後の配属はメンバーズデータアドベンチャーカンパニーでした。数ヵ月間は研修があり、データ分析に関する講座を受けて、周りより少し早く7月からお客さま企業先への常駐がスタートしました。業務としては、Pythonを使用したデータ分析業務をメインに行っていました。お客さま企業がMaaS新規事業を検討しており、さまざまなデータの収集・分析を行い、それらを基に新しいサービスを検討する機会が多かったです。この案件には優秀な先輩もいたので、その先輩の下で業務経験が積めること、試験研究のようなデータ分析業務に一番最初の案件として関われることは、とても魅力的でした。また、AI・機械学習分野にも親和性が高かったので、どうしてもその案件に入りたいと思い自ら手をあげてチャンスを掴み取りました。

新卒2年目で新カンパニー設立!社長公募にエントリーした理由を教えてください

メンバーズには「社長公募制度」という制度があり、新規事業をおこなう社内カンパニーを設立する際に、全社員対象に社長公募がかかります。ふと社長公募の募集内容を見ていたときに、新規事業の領域にAI・機械学習の記載がありました。いつか事業をおこなうのであればAI・機械学習と自分の中で決めていたので、先に誰かが取り組む前に挑戦したいと思ったのが最初の経緯です。

ちなみに社長公募があることは入社前から知ってましたが、入社3年目ぐらいに挑戦する予定だったので、ちょっとだけ早いチャレンジになりました。最初はみんな未経験だと思っているので、経験がないことを理由に諦めず、役割をこなす上で最低限必要なものを考えて、無意味な不安は抱かずに行動することを心がけています。

学生時代に起業する選択肢はなかったのですか

社会を知らない中で、社会に価値提供していくことは難しいと思っていたからです。

また事業をおこなう上で、まずは社会の仕組みや会社がどのように回っているのかを知る必要性を強く感じていました。学生時代に起業を経験することもできたとは思いますが、あくまで学生なので、まずは学問に集中して学ぶことが最適だと思っていました。最終的には、自分なりに成功確率が高そうな選択肢を選んだと思っています。

なぜAIに着目したのか、きっかけを教えてください

みなさんもご存知のとおり、日本企業のIT化は世界的に見ても遅れていると言われており、その中でもAI・機械学習の分野は周回遅れとも言われています。ただ遅れているということは、逆に見れば参入の余地があるともとれるので、ビジネスの観点からも十分に可能性のある分野だと思っていました。

また、メンバーズの事業領域を拡大させていくフェーズの中で、既存の事業領域よりも全く違う分野でのシナジー創出に挑戦したかったというのがきっかけです。

あとは純粋に、高難易度のものにチャレンジすることが楽しそうだなと思っていました。新しい領域にチャレンジすることは、ノウハウもなくリスクもあるため非常に難易度があがります。ただそれがうまくいったときは、社会への価値提供の方法が増えていくのでやる意義はあるなと思いました。

AI・機械学習は活用領域が広いため、活用できる業界が今後さらに拡大していきます。日ごろ使用しているGoogle翻訳にもAIの技術が使用されていたり、ネットショッピングのときのおすすめを表示するレコメンドシステムなど、意外と日常生活の中でも使用されています。ただ、ビジネスの中で利益をあげていくという観点ではうまく活用できていない企業も多いのが現状です。AIは万能そうに見えて使える領域は広いですが、適切に使わないと力を発揮できません。そんなAI・機械学習を、正しく理解して活用できる人材を増やしていきたいとも考えています。

秋元さんが目指す会社像とは

AI・機械学習の活用領域が広いということは、社会課題解決にもつながっていきます。例えば、メンバーズグループが着目している課題として人口減少問題がありますが、AI・機械学習の活用で人口減少の中での生産性向上などにも寄与できると思っています。

新カンパニーの社名に「Reach」という言葉を入れてますが、「Reach」には「到達する」「手が届かなかったところに届く」という意味があります。私自身、新しい事業に挑戦するからには、AI・機械学習を正しく活用し、その先にある一見手の届かなさそうな大きな社会課題の解決にもチャレンジしていきたいと思っています。

社内のカルチャーとしては「学びあう文化」を大切にしていきたいです。AI・機械学習の領域は技術の変遷が目まぐるしいため、常に最先端の技術に触れるように、自主的な勉強会開催やナレッジ共有などを、当たり前の文化としていきたいです。純粋にAI・機械学習が好きで興味を持てる人、常に自分のスキルを最新の技術にアップデートしていきたい人と一緒に仕事したいですね。

新規事業責任者や経営人材を目指す学生に向けてメッセージをお願いします!

一つアドバイスをするとしたら、なぜそこでビジネスが成り立っているのか、なぜそこにお金を払うのか、を日ごろから注視してみてください。「世の中の人が困っているところにビジネスが生まれる」という目線が事業においては大事になってきます。

そして挑戦したいことがあれば、学生時代から積極的にチャレンジしてみることをおすすめします。まずは何事も経験することが大切です。

またメンバーズでは、若手でも強い意志があれば挑戦できる環境・風土があるので、そのチャンスもぜひ活用してください。新卒2年目の私がカンパニー社長にチャレンジできたのもそのおかげです。

社長公募制度の紹介

メンバーズはミッション「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」を掲げ、社会を変革する大きな挑戦を通して、長期的に社員とともに健全に成長・発展することを目指しています。ミッション実現に向けて、グループとして大きく成長するために、「デジタルクリエイター1万人体制」を目標に掲げており、「社長公募制度」はメンバーズグループの成長・発展をリードする次世代の経営人材を、数多く育成・輩出することを目的としています。「社長公募制度」はミッション実現という社会を変革する大きな挑戦を通して、強いベンチャー・スピリットと成長意欲を持つ社員の活躍と成長の機会となると考えています。

【事業領域】

デジタル経済が大きく発展していく中で、現在の事業領域に限定せず、メンバーズのミッション実現に資するデジタルクリエイターが活躍できる領域に積極的に挑戦していきます。

【応募資格】

メンバーズのミッションに共感し、強いベンチャー・スピリットと成長意欲があるメンバーズ社員であれば応募が可能です。年齢や経験は問いません。