【自分でキャリアデザイン!】社内公募制度を使いディレクターからエンジニアになるまで

井山奏汰
2020年新卒入社
プロダクト開発

メンバーズの社内公募制度は、人材を求める部署が社内で募集をかけ、社員が自らの意思で希望部署に異動応募ができる人事制度となっています。そのため、社員自身が歩みたいキャリアを選択し進むことが可能です。
この制度を利用し、ディレクターからエンジニアに転身した井山さんにインタビューしました!

井山奏汰
2020年4月 新卒入社
熊本高等専門学校を卒業。社内公募を使いディレクターからエンジニアに転身し、エンジニアとしてヘルスケアサービスの案件を担当していた。
※2023年3月現在の情報です。

どのような学生時代を送っていましたか

まず高等専門学校に進んだきっかけをお話しすると、小学生の時にホワイトハッカーの高校生がテロ集団に立ち向かう漫画を読んだ影響で、パソコンを触る仕事をしたいなと考えたからです。

高等専門学校では、人間情報システム工学科に所属していたため、プログラミングを主に学んでいました。言語としては、C言語やJava等をメインに勉強しており、ほかにも電気系のことやソフトウェア、ハードウェア、OSの勉強、数学や物理なども学んでいました。

私自身は元々知識が何もない状態で高等専門学校に入学していたのですが、同級生のなかには既にプログラミングの勉強を自主的に行っている人や、中学生時代にロボットコンテストに出ていた人がいました。
そういった同級生を見て、自分も自主的に学ぶ姿勢を持たないと既に知識がある同級生たちについていけないと思ったことが今でも印象に残っています。

メンバーズでWebエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。

学内で行われた、メンバーズの会社説明会に参加したことがきっかけです。
そこでは大手企業のWebサイトやECサイトの制作を手がけ、顧客企業のロイヤリティを高めていることや、社会全体にCSV経営を広める取り組みをしているという話を聞きました。その話を聞いて、メンバーズ自体が大手企業であるにも関わらずベンチャーのようなチャレンジ精神を持って事業として成果を出していること、年功序列ではなくスキルを身に着けた人が活躍できる体制、大手企業のマーケティングにも関わり制作者としてWebサイト制作に携われることが魅力的に感じたためメンバーズで働きたいと考えました。

入社してから今の仕事について教えてください。

入社してから2か月間はHTML/CSSを用いたWebページの制作やデザインについて学ぶクリエイター研修に参加しました。しかし、適正を省みた結果ディレクターとして配属され、新卒2年目の5月までは、ディレクターとして案件に携わり提案をおこなったり、お客さまの要望をクリエイターからみて技術的に実行可能か否かの検討や制作指揮、プロジェクトの進行管理などを行っていました。

業務を行う中で、やはりディレクターとしてではなく、モノづくり人材として働きたい気持ちが膨らみ入社前からなりたいと考えていたエンジニアとして案件に携わるためにエンジニアリング領域に特化した部署 の社内公募に応募しました。

公募先の方と面談を行い、メンバーズでやってきたことやこれからやりたいと思っていることを伝えた結果、無事に公募に合格することができました。その後、新卒2年目の5月に異動し2か月間フロントエンド/バックエンド両方の技術研修を受けたのち、7月から1年半近く、エンジニアとしてヘルスケアサービスを扱う企業のご支援をさせていただきました。仕事内容としては新システムのデータベースへのデータ移行、フロントエンド開発、バックエンド開発、システムの保守を行っていました。

現在はフロントエンド/バックエンド関わらずどの案件にも対応できるようになるために、まずはPythonの勉強をしています。

社内公募を使った理由を教えてください。

エンジニアを目指して高等専門学校に進みメンバーズに入社をしたため、エンジニアという職種、そのなかでもバックエンドに携わりたかったというのが主な理由になります。

私は学生時代の卒業研究でR言語とSparkというフレームワークを用いてビッグデータを解析する研究を行っていました。当時はなかなか思うように研究を進めることができず苦労しましたが、そのなかでもデータを扱うことに楽しさを感じSQLやデータベースに関する領域に強く興味を持つようになりました。そのため、ユーザーが実際に目にするフロントエンド領域よりも、ユーザーの目には見えないシステム部分を担うバックエンド領域の仕事がしたいと考え、社内公募制度を使いエンジニアリング領域に特化した部署に異動する選択を取りました。

また、公募先の部署に所属している同期がおり、同期から現場の声を聞いたのも後押しになりました。拠点が異なっているなかでチームで適宜コミュニケーションを取りつつ、あわせて個々のスキル習得を進めていくような部署の雰囲気やフロントエンドとバックエンド領域の両方を担うエンジニアとしてお客さまの会社に常駐するという実際の仕事内容を聞いており、自分が望む環境であることを確認したうえで公募に応募しました。

エンジニアとして働く上で、ディレクターをしていた経験が生かせたと思うことはありますか。

お客さまに意見を述べるときや会話をするときなどに、ディレクターとして提案をするなかで培ってきたコミュニケーション力が活かせました。また、自分のタスクだけでなく周りのタスク状況にも目を配れるようになったことも、ディレクターとしてチームの全体進捗が遅延しないようにタスクの期限から逆算し案件を完了させる進行管理をおこなっていた経験が活きていると思います。

エンジニアはディレクターと比べてお客さまとコミュニケーションを取ることや、進行管理を行うことは少ないです。しかし、ディレクターの視点を持っているからこそ、同年代でエンジニアとして入社時から働いてきた人と比べると多角的なスキルを身に着けることができました。ディレクターを経験できたことは自分のキャリアにとっても非常に良かったと思います。

エンジニアスキルを向上させるために努力したことはありますか。

時間に制限を設けずに取り組んでも、1日に覚えることができる量は限られていると考えているため、限られた時間のなかで効率よく学ぶために、学習スケジュール(何にどのくらいの時間を費やすか)を決め、その計画にそって学習を進めました。
例えばPythonの勉強では基礎的な構文や関数の使い方を本で学びつつ、実際にアルゴリズムを書き、学習スケジュールで決めた時間を守ることを意識していました。

また、分からないことがあったときにすぐ人に聞くことが好きではない、という性格もあるのですが、自分でやりきることでよりスキルとして身につくと考えています。調べてどうしても解決しなかった場合、自分なりの回答を用意しておいた上で、答え合わせをするという形で周囲の人に聞くようにしていました。

このおかげで、エンジニアとして重要な、「わからないことを調べる力」が身についたのではないかと思っています。

今後の目標を教えてください。

直近の目標としては、エンジニアになり今年で3年目になるので、自分が自信を持てる得意分野をまず一つ作りたいと思っています。
今までは必要な技術を身に着け制作物をつくり、目の前の仕事を必死にこなしてきました。そのおかげでできることは少しずつ増えてきています。ですが、この分野が得意と言えるものは現状まだ持ち合わせていません。
その状況を打破するために、勉強をするなかで一番興味を持てたデータベースを中心にスキル習得に取り組み得意分野にしていきたいと思っています。

中長期的には、エンジニアとして活躍したいのはもちろんですが、エンジニアリングに関わらず他の領域についても学び知見を広げたいと考えています。その後、エンジニアリングに携わりつつ、お客さまとの調整やチームのマネジメントもできるディレクターなど、どの案件にもフィットできるような人材になりたいと思っています。

ですが、先のことばかりを考えても足元をすくわれるので、まずは足元から固めて自分の自信や成果につなげられるように頑張ります。

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