DevOpsエンジニアの仕事とは?「開発と運用の架け橋」として働くやりがいを紹介!

2023新卒入社
DevOpsエンジニア

野間田元季
米子工業高等専門学校を卒業し、2023年4月にメンバーズへ入社。

DevOpsエンジニアとは?

DevOpsとは、開発チーム(Development)運用チーム(operations)が協力し、ソフトウェアをより速く、より確実にユーザーへ届けるための考え方や文化のことです。
DevOpsエンジニアは2つのチーム間の壁を取り払い、開発と運用が協力する文化を広める役割を担っています。
また、その文化を理想論で終わらせないため、エンジニアとしてCI/CDIaCといった技術を活用し、文化が息づくための強固な土台を現実に作り上げる役割も担っています。

デブオプスリードカンパニーでは、「”DevOps”自由と変化を創造する」をミッションに掲げ、お客様の環境に合ったDevOpsの導入を支援し、開発と運用が協力する文化の醸成を実現しています。

DevOpsエンジニアとして初めて携わったプロジェクト・業務はどのようなものでしたか?

最初に携わったのは、データ入力の効率化を目的とした、Microsoft ExcelとAzureを連携させるシステムの開発です。
そのシステムは開発言語として、PythonとOffice Scripts、インフラにはAzureが採用されていました。

そのプロジェクトでの主な役割は5名のチームの一員として、主に技術検証から詳細設計、実装、テストまでの一連の工程を担当しました。
クライアントから頂いた設計で開発を進めていたのですが、詳細部分が詰めきれておらず、すり合わせに時間がかかり、かなり苦労した思い出があります。

DevOpsエンジニアのやりがいや面白さを感じる瞬間はどんなところですか?

DevOpsの魅力は、単にコードを書くだけではなく、開発から運用までのプロセス全体を俯瞰して、課題を解決していく点にあると思います。

先ほどのデータ入力の効率化のプロジェクトであれば、データがどこから生成され、入力された後にどう活用されるのかなどのプロセス全体を考慮した上で開発を行うことで、開発したシステムがチーム全体の生産性向上に貢献できた時はすごくやりがいを感じました。

また、DevOps領域に限った話ではないですが、曖昧な要件や複数の要素が絡み合う問題を分析し、データ構造や処理のフローといった、具体的な実現方式に分解していき、整合性が取れ、問題解決への道筋が見えた時はエンジニアとして面白いと感じる瞬間です。

DevOpsエンジニアの難しいところ/大変なところはどんなところですか?

DevOps領域に限らずですが、エンジニアの仕事は、自分の作りたいものではなく、その仕組みを使う「ユーザー」が本当に必要とするものを作ることです。

しかし、ユーザーが口にする『欲しいもの』が、必ずしも彼らが抱える課題を解決する『本当に必要なもの』と一致しないケースがあります。

そのため、ただ要求通りのシステムを開発するのではなく、コミュニケーションを繰り返し、課題の本質を深掘りし、最適な解決策を設計・提案する能力が求められます。
これは純粋な技術力だけでは解決できない、この仕事の難しさであり、面白さでもあると感じています。

DevOps領域のスキルや知識をどのように身につけていますか?

DevOpsの文化については、デブオプスリードカンパニーの必読書でもある『Effective DevOps』を読んで学びました。
この本から、チーム間のコラボレーションの重要性など、DevOpsの基本的な考え方をインプットしています。

技術については、実際にツールを使ってシステムを作ることを大切にしています。
知識をつけるよりは、実際に手を動かすほうが自分にあっていると思ってるのでとにかく手を動かしています。
実際のプロジェクトに参画したときは既存のシステムに関わることもあるので、それも非常に勉強になります。

最後に、DevOpsエンジニアを目指している学生に向けてメッセージをお願いします!

DevOpsエンジニアを目指す上で、「これさえあればOK」という必須スキルはありません。
特定の技術力より、チームで開発プロセス全体を良くしていく「文化」への共感が、何より大切だからです。

だからこそ、DevOpsエンジニアになりたいという気持ちが最も大切だと思っています!