Webエンジニアのやりがいを感じる瞬間とは?現役エンジニア社員が魅力をご紹介!

2022年新卒入社
エンジニア

Webエンジニアの仕事と聞くと、大変そうなイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。今回は現役エンジニアの社員に、Webエンジニアのやりがいや魅力についてインタビューしました!

田中太羅

高知工業高等専門学校を卒業し、2022年4月にメンバーズへ入社。
デジタルサービス開発本部に所属し、バックエンドやフロントエンドなどWebの様々な領域を担当。

Webエンジニアとは

Webエンジニアとは、主にWebシステムの開発・運用をおこなう職業です。プロデューサーやデザイナーなど、他の職種とも連携しながら仕事を進めていくため、プログラミングスキルやエンジニアリングスキルだけでなくコミュニケーションスキルも重要となってきます。

Webエンジニアを目指したきっかけ

“楽しみながら学び続ける姿勢”が活かせる職業につきたいと思ったことが、Webエンジニアを目指した一番のきっかけです。

「努力した分だけスキルが身につき、それが仕事に活かせる職業に就きたい」と思い、高専では情報セキュリティコースを選びました。授業ではC言語を学び、放課後は友人と課題に取り組む時間がとても楽しく、うまく動いたときの達成感がクセになっていきました。自然と「もっと知りたい」「もっとできるようになりたい」という気持ちが芽生え、それからは技術書だけでなく、ニュースや他分野の本にも手を伸ばすようになり、学ぶこと自体がどんどん楽しくなっていきました。

Webエンジニアという仕事は、まさにそうした“学び続ける姿勢”が活かせる職業であると思います。
新しい技術が次々と登場し、それを追いかけていく日々はとても刺激的で、飽きることがありません。常に自分をアップデートできる環境に、大きな魅力を感じています。

Webエンジニアとしての初めての仕事は何をしましたか?

私が初めて携わったのは、某大規模Webサイトのリニューアルに伴うシステム移行プロジェクトでした。
15名ほどのチームで進めるプロジェクトに、私はバックエンドエンジニアとして参画しました。
主な担当業務は以下の通りです:

  • ・新システムの画面設計書の作成
  • ・Laravelを用いたAPIの実装
  • ・旧システムのバッチ処理の洗い出し
  • ・SQLクエリの調査・分析
  • ・GitHubを用いたコード管理とレビュー依頼

そのプロジェクトでは、PHP(Laravel)/React/AWSなどの技術スタックが採用されていました。
PHPは入社後の研修で基本的な実装方法を学んだばかりの状態からのスタートで、ReactやAWSなど当時未経験の技術も使われており、担当外の領域でも周囲の作業を見ながら多くの学びを得ることができました。
最初は不安も大きく、手が止まることもありましたが、同じチームに先輩がいたので、わからないことはなるべく早く質問するように心がけることで、少しずつ不安が減り、自信もついていきました。

現在はどのような仕事をしていますか?

Webサイトの見た目を構築するフロントエンドエンジニアと、データを扱うデータエンジニアの両方の役割を担当しています。ある企業の顧客体験(CX)を支えるプラットフォームを活用し、データ分析やコンテンツ作成などを行っています。

使用している技術は、HTMLやCSS、JavaScriptといったWebページの構築に必要な言語に加え、BigQueryというツールを使ったデータ分析(SQLを使用)などです。チーム内やクライアントとのやりとりには、SlackやBacklogなどのツールを活用しています。

1プロジェクトあたり2〜3人の少人数チームで、設計から実装、テスト、納品までをスピーディーに進めるスタイルで、常に複数のプロジェクトを並行して進めています。自分が手がけたものがそのままお客様の手に届くため責任も大きいですが、その分やりがいも非常に大きいと感じています。

Webエンジニアの魅力はどのような部分だと思いますか?

Webエンジニアの魅力は、論理的思考と創造性の両方を活かせるところにあると思います。ロジックを組み立てるときは頭をフル回転させて考え抜き、UI/UXの設計では自由な発想でアイデアを広げる。論理とひらめきのバランスを取りながらものづくりができる点が、とても面白いと感じています。

また、Web開発は一人で完結する仕事ではなく、チームで協力しながら進めるプロセスにも大きな魅力があります。デザイナーや他のエンジニアと意見を出し合い、試行錯誤を重ねながら一つのプロダクトを作り上げていく過程には、チームならではの一体感と達成感があります。

そして何より、自分自身の成長を実感できる瞬間がとても嬉しいです。半年前の自分と比べて「できることが確実に増えている」と感じられたときには、自信が湧いてきますし、「もっと成長したい」という前向きな気持ちにもつながります。

Webエンジニアがやりがいを感じる瞬間を教えてください

やりがいを感じる瞬間はたくさんありますが、特に印象に残っているのは、難しい要望を形にできたときです。

最初は「これはちょっと難しそうだな」と感じるような依頼でも、試行錯誤を重ねて実現できた瞬間には、大きな達成感と自信が湧いてきます。自分の成長を実感できる瞬間でもあり、「次も頑張ろう」と自然に前向きな気持ちになれます。

Webエンジニアとして成長するために意識していることはありますか?

意識的に「どうすれば今より成長できるか」を考える時間をつくるようにしています。日々の業務に追われていると、つい目の前のタスクに集中しすぎてしまい、成長のための行動を考える余裕がなくなってしまうことがあるからです。

たとえば、通勤中や休憩中の5分でも、「今の仕事にどんなスキルが加われば、もっと幅が広がるか」「あの仕組みってどうなっているんだろう?」といった問いを自分に投げかけるようにしています。そうした小さな問いを持つだけでも、自然と学びへのモチベーションが湧いてきます。

また、興味を持った分野については、実際に手を動かしながら学ぶことを大切にしています。
私はまず体系的に理解したいタイプでもあるため、そうした分野については資格取得を目指して学習することもあります。
資格試験では、単に実装できるだけでなく、技術を多角的に理解する力が求められるため、より広い視野で学ぶ良いきっかけになっています。