自分の存在価値を高めるために学び続ける/デザイナー

道崎寧々
2016年新卒入社
Webサイト運用/SNS運用

今回は、入社5年目でデザイナーとして活躍されている道崎寧々さんをインタビューしました。
(社内報MEMBUZZ2020年10月号より。内容は取材時点のものです。)

Interview・Photo・Text:相澤水樹/川端和音

普段の業務を教えてください。

道崎:入社してから今までずっと大手衣服メーカー様の案件を担当しています。現在は特集ページやデジタルチラシ、SNS投稿用の画像制作など、デザインと簡単なコーディング業務を担当しています。主にデザインを担当することが多いです。

仕事をする上で大切にしていることを教えてください

道崎:常に大切にしなければいけないと感じていることは、クライアント視点、ユーザー視点を持って制作にあたることです。スケジュールがタイトだと、ただタスクをこなすだけになってしまいがちですが、それではユーザーとクライアントの信頼を得ることができません。ユーザーとクライアントの信頼を得ることが次の仕事に繋がると考えているので、「これは誰に何を伝えるものなのか」ということを考えて作るようにしています。また、後輩にも「誰に何を伝えるものなのか」を考える大切さを伝えるように心がけています。

このように考えるようになったきっかけはありましたか

道崎:お客さま社内で内製化が始まったことです。内製化が進めばメンバーズの業務が少なくなるという状況の中、メンバーズはどのようにお客様と関わるべきなのかを考えました。
以前、お客様に依頼された通りの制作物を提出した際に「もっといい案ないの?」とお客様に言われたことがあり、メンバーズとしてどうするべきかを考え切れていなかったと感じました。それ以降、ただ依頼された通りのものを作るのではなく、お客さまがどうしたいのかを考えて制作をすることができれば、それがメンバーズの価値になるのではないかという考えに至りました。今後も、私個人だけでなく、チームとしても「どうしたら付加価値を創造し続けられるのか」について考え続けたいと思っています。

仕事で一番苦労したことを教えてください

道崎:仕事と業務外の勉強会、自己研鑽の両立が大変でした。自己研鑽は後回しになりがちですが、後輩もどんどん成長するので自分が成長しないとできる仕事が減ってしまいます。自分の存在価値が低くなってしまうのではないかという危機感があるため、積極的に取り組むようにしています。自己研鑽や勉強会は、周囲を巻き込んでやると、一人より頑張れるしより良い結果になると思うので、周りの人と一緒にやることを意識しています。

運営されている勉強会について教えてください

道崎:2年前から有志と一緒に若手向けの勉強会を始めました。最初は北九州拠点の勉強会でしたが、今では神戸拠点との合同開催となり、運営メンバーも3人から7-8人に増えました。受講者にデザインの課題に取り組んでもらいフィードバックを行うという内容で、新卒向けの初級、2・3年目向けの中級と2つ新卒向けの初級、2・3年目向けの中級と2つテーマからターゲットやコンセプトを設定することから始まり、実際のデザインまでを行う講座にしています。案件によっては、若手のうちからターゲット設定などを行う機会がない案件もあるため、案件では積めない経験を提供できればいいなと思っています。

今回の年間表彰を受けての感想を教えてください

道崎:本当にこのような賞をもらえる機会は、私にはないことだと思っていました。今回なぜ選んでいただけたのかを考えると、自分の周りにチャンスをいただける方がたくさんいたこと、周囲の方にもらったチャンスを断らずに、飛びついていったことが理由かなと思いました。勉強会も、きっかけはマネージャーの方に「やってみない?」と声をかけていいただいたことでした。

今後の目標や、挑戦したいことはありますか

道崎:先ほども言ったように、今までは周りの方に声をかけていただくことで、いろいろな経験ができていました。逆に、自主的に何かをすることはあまりできていなかったので、これからは自分で何かを考えて挑戦していなければいけないと思っています。今の案件で自分主導で提案したり、講座のスキルアップにつながるようなものを作ったりしていきたいと思います。