ユーザー視点を大切に、価値あるサービスを/UXデザイナー

酒井裕紀
2014年新卒入社
UXデザイン

皆さん、こんにちは!
今回は、大手通信会社さまの案件にてUXデザイナーとして活躍されている酒井裕紀さんにインタビューを行いました。

学生時代はどんなことを学んでいましたか

学生時代は社会学部のメディア社会学科に所属していました。
社会学は幅広い分野で総合的に学べること点が魅力に加え、特にメディアや新しいテクノロジーに興味があったのでこの学科を選びました。
ゼミでは主にメディアアートやARを使ったアプリを作ったりしていましたね。どちらかというと座学よりも実際に手を動かすことが多かったと思います。ただ輪読会等もしていましたが、その時間ではデザイン思考を学んだり、WebやSNSなど新しいテクノロジーがどのように社会や人々の振る舞いに変化をもたらすかという観点で議論を交わしていました。

また、サークルは200人規模の広告研究会の代表を務めていました。ただ他の大学のようにミスコンの運営等はせず、その名の通りずっと広告を研究していて、企業の商品をPRするためのポスターやCM作成、プロモーションプランを作成して他大学のコンテストに応募したりしていました。
広告研究会の活動を通して学んだことは、広告はあくまで伝える手段であって、商品やサービスそのものが良くないと全く意味がないというとです。広告ではPRという点でどう魅力的に見せるか、どうメッセージを伝えるかという点は大事ですが、その前にサービスや商品自体がどうすればもっとよくできるかという観点のほうが大事ということを学びました。

どんな就活を経てメンバーズに入社を決めましたか

大学での学びから、Webやテクノロジーに興味がありかつベンチャーの会社で探していました。そしていくつか会社を見ている中でメンバーズに出会い、説明会で代表剣持さんの話を聞いた時に絶対ここに入りたいと思いました。
他社のWeb系のベンチャーの代表の話って内容がアバウトで、◯◯でNo.1を目指す!とか表面的なかっこ良さでどちらかというと儲けること重視な話が多かったんです。
ですが剣持さんはデジタルマーケティングを通して社会課題を解決するという、一見突拍子もないことにも聞こえますが話を聞けばとても明確なビジョンを持っていて、かつ本気で向き合い実践していることが伝わってきました。当時メンバーズのような小さい会社でも大企業の大量生産・大量消費の考え方をCSVマーケティングに変えていくことで、他の企業もそれに倣って考え方を変えることができる、という考え方にとても共感しました。

また、入社後のメンバーズの印象としてはとても風通しが良くフラットな雰囲気を感じました。先輩後輩関係もそうですが、ラウンジでお昼ごはをん食べてたらふらっと剣持さんが隣に来て話しかけてくれたこともあったり(笑)
また、チーム意識がとても高いところもメンバーズの魅力ではないかなと。お互いのことを尊重し合いながら個々の強みを生かし、チームとして成果を出すことに重きを置いていると思います。

入社後はどのような仕事を経験しましたか

最初に採用チームに配属された時はとても驚きました。現場の配属しかイメージしていなかったので(笑)
振り返ると、新卒時代は色々な失敗をたくさん経験したなと思います。メールを間違えたり、説明会の時間を誤って上司に伝えていたり…。まず社会人として基礎的なところからコツコツ学びつつ、採用の仕事も先輩に教わりながらがむしゃらに覚えていきました。
転機となったのは、1年目の12月に東京から仙台へ異動した時です。東北の採用を一任され、プレッシャーを感じつつも自分のやりたいように任せていただいたので、その分責任感も強くなり、やりがいを感じながら楽しんで仕事をすることができました。

そして4年間採用チームでの仕事を経験後UXデザインチームへ異動し、大手通信教育会社さまや大手家電メーカーさま等、さまざまな業種の案件を担当しました。
UXデザインについては産業技術大学院大学の人間中心デザインコースで、上司が講師を務めたり先輩が通っていたこともあり、私も週2日通いながら基礎的な知識を学びつつ、実務で仕事を覚えていきました。

現在はどのような仕事をされていますか

現在は大手通信会社さまのサービスデザインを担当しています。
業務内容としては、お客さま先の社員による新規事業のコンテストで選ばれた案件に対し、事業のアイデアからビジネスモデルを考えて形にしていくところをメンバーズとしてサポートさせていただいています。なのでメンバーズ内では珍しいWebの領域ではない仕事なんですよね。
新規事業って最初はどうすれば儲かるか、というところが先行してしまいがちなのですがそうではなくユーザー視点を大切に、どうすれば価値を感じて使ってもらえるか、必要としてもらえるか、という点を重視しながらお客さまと日々アイデアの実現に向けて議論を重ねています。
何が正解かわからない領域なので、チーム全員でこれだったらいける、これならユーザーも使ってくれる、と確信を持つまで試行錯誤を繰り返し進めるのが大変ではありますが、とてもやりがいを感じます。

今後の目標を教えてください

まだまだ勉強中ではありますが、UXデザインを仕事で活かせるようになってきたので、更にクオリティを上げてサービスデザインをもっとリードしていける人材になりたいと思います。UXデザインやサービスデザインの知識を磨いて、今までにないもの、新しいものを社会に生み出していきたいと思っています。
また社会課題を解決し、より良い世の中を創っていくために自分はどう関わっていけるか、ということを考えながら仕事をしていきたいです。
そうすることで、メンバーズが掲げるVISION2030*の実現にも貢献できると思っています。

*VISION2030
2020年5月8日発表「VISION2030」
https://www.members.co.jp/ir/pdf/20200508_04.pdf

最後に、どんな人がメンバーズに向いていると思いますか

ミッション・VISIONに共感し、かつ変化を楽しめる人ではないでしょうか。この業界は移り変わりも早く、何が正解かわからないことのほうが多いと思います。その中でも、変化を楽しみながら常に知識を磨いて成長していける人が向いているのではと思います。