未経験からデータのスペシャリストを目指す!常駐支援だからこそできること。

萩生 光里
2023年新卒入社
データ

萩生 光里
新潟大学 法学部を卒業後、2023年4月メンバーズに入社。現在はデータアドベンチャーカンパニーに所属。

どのような経緯でメンバーズに入社しましたか?

大学では法学部で情報法を学んでいました。個人情報保護法などの授業も受けてITに興味を持っていたんです。あとは、姉がデザイナーを経てデータアナリストになっており、仕事の楽しさを話に聞いていました。

さらに「ひとつの企業に収まるよりは、常駐でさまざまな企業の深部に入って刺激を受けたい」と考えたとき、メンバーズに出会ったんです。所属人数も多いし、学べる機会も豊富にありそうだと考えて入社しました。

今の職種につかれた経緯を教えてください

データアナリストになりたかったんですが、経験がなかったため、まずは新卒向けの社内公募で営業職につきました。データアドベンチャーカンパニー(以下DA)の仕事を取ってくる手助けをしながら数か月経験を積み、その後上司の推薦を受けて正式にDAのデータアナリストになったんです。
社内で薦められていたSQLの本を熟読したり、DA内の勉強会に出席したり、あの手この手でスキルと知識をキャッチアップしましたね。

具体的な仕事内容を教えてください

現在はデータアナリストとして、お客さま企業に常駐しています。お客さまは大手デベロッパーで、商業施設を管理しています。部署は違いますがメンバーズから他にも二人常駐していて、朝の定例ミーティングなどは一緒におこなっていますね。

業務内容としては、主に対象店舗で使えるアプリのグロースに必要なデータを抽出・可視化・ときに示唆出ししてお客さまに提供しています。
「示唆出し」とはデータに隠された「気づき」や「次に何をすべきか」のヒントを見つけ、それをお客さまに伝えることです。レポートであったり、ダッシュボードであったり提出物の形はさまざまです。

「グロース」というのは、簡単に言うとアプリを「育てていく」こと。会員数・利用者数を増やして、テナントや商業施設に利益をもたらすことを目標にしています。そのためにアプリ内でキャンペーンなどの施策を打ちます。結果の振り返りや示唆出しによって次のアクションにつなげるのが私の担当業務ですね。

一年半関わっている案件ですが示唆出しは正直、難しいです。なぜならお客さまの方がこのアプリにたずさわっている期間は長いから。私よりずっと施策の内容やこれまでの経緯に詳しく、独自の肌感覚をお持ちのお客さまに、データのプロとしてのご提案をしなければなりません。なので、お客さまの感覚を大切にしながら、ともに考えることを心がけています。

お客さまと一緒に数字を見ながら詳しくヒアリングをして、どこが伸びたか、伸び悩んだかを見つけ、次はどんな施策にするかを一緒に考えていくのが私の仕事です。ヒアリング力も失敗を重ねながら獲得しましたね。

仕事を進めるうえで意識していることはなんですか?

分析依頼を受けた時点で、レポートの完成イメージをお客さまと共有できるように意識しています。
すでにアウトプットのイメージが完成された状態で依頼が来ることもあれば、分析の目的からどのようなデータが必要になるかをヒアリングすることもあります。ヒアリングをもとにExcelやダッシュボードでひな形を作って見せて確認します。

依頼の内容はミーティングで確認するようにしています。緊急度や肌感覚など、文字では伝達が難しいところも対面なら伝わるからです。
また、クライアント組織の内部で共有されているような施策の上流部分を引き出すために、コミュニケーションにも奮闘していますね。お客さまからいただく「データを分析したい」という要望の裏には、しばしばもっと本質的な目的が潜んでいます。「実はこういう経緯や目的で……」というところまで情報を引き出すための「踏み込む力」は、営業時代に培いました。

こういったことを意識することで、納品した後の修正依頼や追加依頼が減り、より多くの依頼に対応できるようになりましたね。

今の仕事の魅力ややりがいはどのような部分だと思いますか?

施策の効果検証は私にとって特に面白い業務です。たとえば、キャンペーンの効果が特定の期間に下がってしまった場合、なぜ下がっているのか複数の仮説を立て、それをもとに原因を検証します。
そこで自分の仮説が当たっていたり、立てた仮説と違った結果が出たりするのが、ある種の謎解きのようで、やりがいや楽しさを感じます。

難しいのは、他の方が担当していた頃と異なる環境でデータの抽出・分析をおこなわなければならない時ですね。そういう時は当時の担当の方と連絡を取ったり、常駐先のメンバーに相談したり、コミュニケーションを取ることを心がけています。

メンバーズの仕事の魅力を教えてください

お客さま企業に入り込むことによって、自分の能力や特技をさまざまな業界で活かせることでしょうか。常駐先が変わるたびにやりたいこと・やれることが変わるのが面白いところです。

たとえばお客さまが食品メーカーであれば、商品の売れ行きを分析して商品企画に生かしていきますよね。一方、今私が常駐している不動産業界のお客さまでは、所有している商業施設のテナントの集客や売上高のデータなどを分析する機会があります。携わる業界によって、分析の対象や内容が変わるのはとても興味深いです。

座学より行動で学びたいタイプなので、常駐でいろいろな体験ができるのは私にとって魅力的です。実践経験で自分の長所を見つけていけるんです。
もちろん、私もはじめて常駐する時は緊張しました。でも、プロとしてそれをお客さまに悟らせないことも大切。学生時代の生徒会長や部活の幹部経験も役立って、堂々とした態度で臨むことができました。

今後、進みたいキャリアの方向性などはありますか?

データ領域で一人前になることがまず目標です。今の上司が「データのことならこの人に」と言われているような、すごい方なんです。その背中を見て学ぶ中で、私も「データのことなら萩生さんに」と言われるようなスペシャリストになりたいです。

幸い、DAではワークショップやナレッジシェアなどが毎月おこなわれています。業務での実践はもちろん、学習環境も整っていて、成長できる環境だと感じています。

最後に、データアナリストを目指している学生に向けてメッセージをお願いします!

私がそうだったんですが、「何となくやりたいな」から実際にやってみるのもひとつの選択肢だと思うんです。手の届きやすいところからまずやってみて、チャンスを自分のものにしていくイメージですね。
はじめはぼんやりした動機でも、突き詰めて勉強や経験を重ねることで自分の「得意・やりたい」がはっきりしてくることがあります。

スキルが足りないとか、コミュニケーションの不安など就活にはさまざまな心配ごとがあると思います。でも、行動してみると「意外とできた」「もう少しでできそうだ」と自信がついてさらに良い経験を生み出すことができます。

特にメンバーズはそういった勉強も経験もしやすい環境にあると思います。皆さんがメンバーズで自分の「得意・やりたい」を見つけられることを応援しています!