様々な技術を駆使してお客様の課題を解決!ソリューションエンジニアの仕事とは?

佐藤賢斗
2022年新卒入社
ソリューションエンジニア

佐藤賢斗
武蔵大学 経済学部 経営学科を卒業後、2022年にメンバーズに入社

ソリューションエンジニアとは?

ソリューションエンジニアは、クラウドサービスを「そのまま使う」だけではなく、技術を使って応用的に活用し、課題解決につなげるエンジニア職種です。
例えば、KARTEやBrazeといったツールをより効果的に利用し、提供する価値を最大化するために、JavaScript、SQL、Pythonなどの技術を活用して、クライアントの課題を解決しています。

サースプラスカンパニーでは「Salesforce・SaaSプロフェッショナル人材」によるアジャイル・内製型ローコード開発チームを提供し、マーケティング領域に限らない「顧客体験の向上」を実現するための企業のDX推進を支援しています。
※KARTE:Webサイトやアプリに訪れたユーザーの体験を向上させるために、行動を分析したり最適なメッセージを届けたりできるマーケティングツール

ソリューションエンジニアになった経緯やきっかけを教えてください

新卒の頃は、フロントエンドエンジニアとしてWebサイトの制作業務を行っていました。
しかし「もっと広い領域でチャレンジしたい」という気持ちが強くなってきたタイミングで、現在の上長との面談でSaaSの世界を知り、挑戦してみようと思ったのがきっかけです。
SaaSは、一つのサービスを通じてたくさんの企業の課題解決に関われる点や、常に進化し続けるサービスに触れられる点が魅力でした。
自分が学んできたHTMLやCSS、JavaScriptのスキルを活かしつつ、新しい技術にも挑戦でき、自分の経験を次のステップに広げられると感じ、ソリューションエンジニアを目指しました。

ソリューションエンジニアとして初めて携わったプロジェクト・業務を教えてください

初めて担当したのは、KARTE Messageを導入/運用を支援するプロジェクトです。
大きな課題は、複数のサービスがバラバラにデータを持っていて、共通の基盤がなかったことで、一貫したデータ分析などができなかったことです。
そこで、各サービスのデータを整理・可視化し、KARTE Messageに連携できるデータフローを設計しました。
その際に、SQLを用いたデータ加工や、JavaScriptによる実装サポートなど、技術を駆使しながら、各ステークホルダーと調整して現実的な運用を組み立てました。
初めての経験でしたが、これまで触れてきた技術が活かせる点とコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。

ソリューションエンジニアとして現在行っている業務はなんですか?

現在は、データ基盤の移行プロジェクトを担当しています。
具体的には、Treasure DataからSnowflakeというクラウドデータベースへの移行を実施するプロジェクトです。。
Snowflakeの環境構築だけでなく、分析に活用するデータマート設計、SQLでのデータ変換、Pythonを使ったデータ連携処理の実装などを行っています。
単に技術を活用して実装するだけではなく、クライアントの要件や運用に合う「ベストな形」を提案することが、自分の大きな役割です。

ソリューションエンジニアのやりがいや面白さを感じる瞬間をおしえてください

この仕事の面白さは、学んだ技術やツールの知識を実際の課題解決に結びつけられるところです。
クラウドサービスごとに強みや制約があり、そのなかで「どうしたら実現できるか」を考えるのはパズルのようで面白さを感じています。
SQLでデータを整えたり、JavaScriptで表現を工夫したりと、自分のスキルを試せる場面も多く、なにより、自分が作ったものがお客様の課題解決に寄与し、お客様から感謝の言葉をいただいた瞬間が、一番やりがいを感じます。

ソリューションエンジニアの難しいところ/大変なところはなんですか?

大変なのは、どのエンジニア職でも共通ですが、常に新しいサービスや技術にチャレンジし続けなければならないことです。
やりがいや面白さと表裏一体で、そこに面白さもあるのですが、プロとして期待されるからこそ緊張感があります。
私はその中で「丁寧な報連相」と「スキルを継続して磨く姿勢」が何より重要だと学びました。
また、技術に詳しいことも大切ですが、それ以上にチームやクライアントと信頼関係を築き、安心して任せてもらえる存在であることが求められます。

SaaS領域のスキルや知識をどのように身につけていますか?

まずはそのサービスで使う基本的な言語や仕組みを押さえることが出発点です。
たとえばSQLやJavaScriptなど、どんなSaaSでも使われている言語や技術などの基礎を固めることが大切です。
そのうえで、実際にさまざまなツールを触って、違いや共通点を体験的に理解していきます。
社内には「SINCA」という勉強制度があり、最新情報を学べる環境や資格取得の支援制度も整っています。
こうした仕組みを活用して、継続的にスキルを伸ばすことを心がけています。

ソリューションエンジニアを目指している学生に向けてメッセージをお願いします!

ソリューションエンジニアは、技術を駆使してお客様の課題を解決する仕事です。
しかし、「技術を使えること」自体がゴールではありません。
あくまで手段であり、大事なのは「どうすればお客様の役に立つか」を考えられることです。
プログラミングやデータ分析のスキルに加えて、柔軟に発想し、コミュニケーションを通じて解決策を一緒に考えられる力が求められます。
学生のうちから、「技術 × 課題解決」の両方に目を向けて学んでいくと、この仕事の面白さをもっと感じられると思います。