初心者からの挑戦、エンジニア目線での改善提案ができるようになるまで

木場沙織
2021年新卒入社
Webサイト運用/構築

メンバーズはクリエイターを大事にしている会社です。エンジニアになりたいという強い意志があれば、その想いを尊重しているので、プログラミングの学習を始めたばかりの文系学生も多く入社しています。プログラミング初心者の状態から、自己研鑽を経て成長している新卒エンジニアにインタビューしました!

木場 沙織

2021年4月 新卒入社

某金融系サービスにて、エンジニアとしてWebサイト制作と運用を担当。

エンジニアになろうと思ったきっかけはなんですか

高校生のときに放送部に所属していて、動画編集をする機会がありました。この経験から、パソコンを使ってものづくりすることの楽しさや、コンテンツの制作など、何かを自分で表現し発信することの楽しさに気づき、パソコンを使った職種に興味を持ちました。

それに加えて、ネットメディアの知識・スキルを身に着けたいと思ったのもきっかけです。

地元にいたとき、普段雪が降らない地域にもかかわらず雪が降ったことがありました。バスを使用予定だったのですが、ネット上に運行状況が載っておらず、直接運行会社に電話をしないと情報が取得できないような状態でした。

このことから、昔ながらの連絡手段が根付いてしまっている地域こそインターネットメディアが発達すべきではないか、という想いがあったからです。

また、自分の考えたものを形にすることが楽しく、実際に何か形のあるものを自ら作りたいという想いもありました。元々システムエンジニアにも関心がありましたが、情報を多くの人に発信することに携わりたいという願望があったため、システム構築ではなく多くの人に情報発信できるWebエンジニアを目指しました。

私自身がコードを書く=ユーザーの目に直接触れるものを作る、というイメージを持っていたことも理由として挙げられます。

自分が0からデザインをして作ってるわけではないですが、画面に表示させる仕組みとして形作ることはしているので、ユーザーに表示されるように作り上げているというイメージが強かったです。

合わせて、ページを作る過程で携わる人は確認工程を除きコーダーが一番最後になるため、デザインを最終的に仕上げるのはエンジニアだと思っています。

学生時代にHTMLやCSSなどを使ってページを作ったことはありましたか

ページを1から作ることはないものの、修正などの軽微な対応は行っておりました。

大学がメディア文化という文系の学部だったため、そのなかでインターネットメディアにも触れており、 Web制作の授業がありました。また、ゼミの Web サイトの運用も行っていたので、HTMLとCSSについて少し知識はあったものの、コーディングとは何か明確に理解できていない状態でエンジニアを目指していました。

入社前に持っていたエンジニアのなりたい像があれば教えていただきたいです

こだわりを持って制作をしたいと考えていました。

私はモノづくりの中で、自分たちの作りたいと思うモノを何度も何度も検討したり、どう伝えればよいのか表現を模索しながら、作品を作り上げる過程が好きです。

過去に動画制作なども行っていたため、制作物を作る過程での難しさや完成したときの達成感がわかるからこそ、プログラミング初心者 だからといって妥協せずにこだわりを持って制作したいと考えていました。

入社してからの今までの仕事について教えてください

最初の配属先は出来たばかりの部署で、Webサイトの運用対応を一任していただきました。また、併せて新しい特設サイトの制作や生産性/品質向上のための活動も行っていました。

Webサイトの運用では、クライアントから指示されたものをそのまま作るのではなく、どのような機能やデザインにすれば情報がユーザーに伝わりやすいのか、SEO対策としてWebサイトの検索結果を上位にするためには、コードをどのような構造にすればよいのかを考えお客さまに改善提案をし、制作をしました。

提案や運用業務をおこなうのは初めてでしたが、頼れる先輩方のサポートをうけつつ裁量権を持って実行できる環境だったため、やりがいを感じながらのびのび仕事をすることができました。

生産性/品質向上の面ではチームメンバーが残業をすることなく、お客さまから求められている品質以上のものを作るためにはどうすればいいのかを考え、Webサイト運用手順書の作成をしました。経験がないなかで進めるのは不安でしたが、先輩エンジニアにアドバイスを頂いたり、相談に乗っていただくことで運用手順を完成させることができました。

仕事をするうえでコーディングに行き詰った際、乗り越えるためにどのような方法をとりましたか

まずは自学自習を行いました。
学習方法としては、分からない部分はほかのページを参考にどのようにコーディングしているのか、理解するところから始めていました。調べても分からない場合は、先輩社員にアドバイスを頂き、一つ一つ確実に理解して自分に落とし込むという方法で進めています。

また自分の力で絶対に完成させるという想いを持って取り組んでいました。

一度聞いたことは二度聞かない、自分の力でコーディングをできるようにする、そういった姿勢で壁を乗り越えられたのかなと考えています。

任せていただいた仕事は納期に間に合わなくなるなどの理由がない限り、迷惑がかからないタイミングであれば、自分で最後までやり遂げたいという想いでコーディングを進めていました。

業務時間外の勉強に関してはいかがでしたか

最初の一年目はまずエンジニアリングに関する資格取得を指標として掲げていました。

ただ、先輩社員や周りの方から「資格取得のために勉強するのは手段であって、スキルを身に着けるという目的を見失ってはいけない」と言われ、スキルを磨かないと案件対応はできないと感じていたため、社内で開催されている任意参加のスキルアップ講座は、プログラミングに関わるもの以外もすべて受講していました。

実際に手を動かす講座に参加することによって、講師の方にアドバイスを頂きつつ、同じ課題に取り組んだベテランエンジニアの制作物は参考になり、よい刺激になるからです。また、講座に参加することにより一人で学ぶよりも色んな考え方を効率的に学べました。

このことから、頭で考えるだけでなく、自分で手を動かして制作をすることが大事だという考えを持ちました。

今後の展望を教えてください

直近の展望としては、ただ制作するだけでなく、自分自身が企画から携わり、よりクライアントが求めるものを汲み取って実装したいです。クライアントの期待を大きく上回り、分析する際に数値としても表れるような価値 を提供できるようなクリエイターを目指しています。

また、将来的にはチームや、自分のようにプログラミングをしたことがない初心者をけん引して、新たなものを作ることができるようなクリエイターになりたいなと思っています。

インターネットメディアがどんな地域でも発達し、誰でも平等に情報を受け取れるような世の中を作りたいという思いでエンジニアを目指したので、ネットメディアを生かせていないような地域に貢献できるようなエンジニアにもなりたいと考えています。