ナレッジシェアの祭典。DX現場支援の最高峰を決める社内コンテスト「Dリーグ」とは?

企業文化

メンバーズには、現場で培われた経験や知見を全社で共有し、称え合うナレッジシェアの文化が深く根付いています。その中核を担うのが、社内コンテスト「Dリーグ」です。今回は、10年以上続き、組織の成長エンジンとなっている本コンテストの全貌を現場の熱気とともにお届けします。


10年以上続く「ナレッジシェア」の祭典。Dリーグとは?

メンバーズには、社員全員で大切にしていることがあります。それが「ナレッジシェア」です。これは現場で生まれた「成功事例」から、その成果を導き出した「要因」や「要素」を言語化し、自分のチーム内だけでなく、メンバーズの組織全体へ還元することを指します。自分の知恵を仲間に役立ててもらい、仲間の知恵を自分のチームに転用し再現性を高めていく。そうして組織全体を強くしていく活動です。

その中で、他社には簡単に真似できない、知恵の核にあたる要素を学び合うのが「Dリーグ」です。このDリーグの始まりは、約10年前。当時は「PDCA(計画し、実行し、振り返って改善する)」を全社で高めるために始まりました。

その後、時代の変化に合わせてお客さまに向けたチーム成果を競う形へと進化し「知恵を共有し、チームで勝つ」という文化を定着させてきました。

そして近年、Dリーグはさらなる進化を遂げています。

今のDX現場では、複数の領域を横断してお客さまを支援するケースが増えています。そこで、異なる強みを持つ専門家たちが部署の垣根を越えて集まり、異なるDX領域の掛け合わせで生まれた大きな価値を競い合う場へとアップデートされたのです。

Dリーグは、まず事業領域ごとの予選リーグから始まります。各事業領域の精鋭たちがしのぎを削り、選出された8チームだけが、最終決戦である「Grandリーグ」の舞台に立つことができます。

単なる「発表会」ではなく、専門家同士が本気で成果を競い合い、同時に互いの技術を学び合い、称え合う。この「競争」と「共創」のバランスこそが、メンバーズの成長のエンジンになっています。


なぜ全社で競うのか?「3,000人の力を一つに」

私たちが取り組んでいる「DX」は、単なるIT導入や効率化ではありません。ビジネスモデルそのものをゼロから作り変える、正解のない、非常に難易度の高い挑戦です。 この現場で、ビジネス成果と社会課題解決を両立させるという大きな目標に向き合うとき、一人の天才や一つの部署のスキルだけでは、到底太刀打ちできません。

だからこそメンバーズは、組織の枠を飛び越え、3,000名の社員が持つ多様な専門性を掛け合わせる道を選びました。 「Dリーグ」という場で本気で成果を競い合い、互いの知恵をさらけ出して学び合う。この「競争と共創」のサイクルこそが、3,000人の力を一つに結集させ、お客さまとともに困難な変革をやり遂げるための唯一の手段なのです。このコンテストは、私たちが一丸となって「DX現場支援のNo.1」を目指すという、会社としての強い「覚悟」の証明でもあります。


現場の熱狂!泥臭い努力が実を結んだ「優勝チーム」の物語

それでは2025年度のGrandリーグ当日の様子をお伝えします。

当日は各リーグを代表する8チームが、優勝を目指してプレゼンを行いました。

プレゼン後は審査員からの講評が行われ、チームの取り組みが絶賛される一幕もありました。

プレゼンには若手社員が多く登壇し、チームメンバーが特製のうちわを持って応援に駆けつけるなど、和やかな雰囲気でした。

DX現場支援をリードするヒントが詰まったすべてのチームのプレゼンが終わり、栄えある優勝に輝いたのは製薬会社の支援をしているチーム。

製薬会社さまのDX推進において、数多くのプロジェクトを完遂させた圧倒的な実行力が評価の決め手となりました。

特に医師に医薬品の詳細を説明する医薬情報担当者(MR)の業務改善においては、支援にあたってMRのカスタマージャーニーマップを作り、泥臭く業務理解を進めたうえでAIの活用などを推進していました。

優勝チームには社長から表彰状とトロフィー、目録が手渡されました。チームの代表者は「製薬業界の課題は非常に専門的で、解決までの道のりは簡単ではありませんでした。それでも『どうすればお客さまのビジネスに真の変化を起こせるか』と、チーム全員で泥臭く現場に向き合い続けてきたことが、このような成果に繋がったと思います。発表の準備では、一見伝わりにくい現場の試行錯誤をどう言語化するか、最後までチームで相談し、資料を練り上げました。私たちの取り組みが評価されて本当にうれしいです。これからも『お客さまの伴走者』として、さらなるDX推進に貢献していきたいです」と喜びを語っていました。

発表されたのは、単なる成功事例ではなく、現場で泥臭く積み上げられた「プロの誇り」でした。優れた知恵を独り占めせず、仲間のために共有し、互いに切磋琢磨する。そんな視座の高いプロたちが集うこの空間こそが、メンバーズの強さの源泉なのだと改めて確信させてくれる、熱い一日となりました。


「お客さまの伴走者」たり得るために。Dリーグの評価基準

Dリーグは今年度から審査項目がよりDX観点を重要視したものへと一部変更されました。これは、単にトレンドを追うためではなく、メンバーズが持つ普遍の強みを残しながらも、変化する市場に対応するための必要なアップデートでした。

変化のスピードが速く、正解のないDXの現場においては、これまでの「お客さまのビジネスをよく知っています」という段階に留まることは許されません。そこから、さらに一歩踏み込み、「お客さまの社員の一員であるかのような当事者意識を持ち、現実に変化が起きるまで実行し切る覚悟」が今まで以上に強く求められるようになったのです。

提案書を提出して終わりの発案者でもなく、言われたものを作るだけの作業者でもない。お客さまと同じ熱量で隣を走り続ける「伴走者」。この姿勢をDXという難易度の高い領域で発揮することこそが、メンバーズが社員に求めている姿です。

また、メンバーズのミッションを語るうえで欠かせない「CSV(社会課題解決とビジネス成果の両立)・脱炭素DX」も重要な評価項目です。

「目の前の利益だけでなく、その仕事は、持続可能な社会の実現に直結する『価値』を生み出しているか?」

この視点を持つことは、決して簡単ではありません。しかし、あえてこの難易度の高いテーマを加点項目として評価に組み込むことで「ビジネスの成果を出しながら、社会課題の解決も諦めない」というメンバーズらしいプロ意識を育てています。

もう一つ、メンバーズらしい特徴があります。それは、一人の天才的なスキルよりも、「どうチームを作り、どう顧客と関わったか」というプロセスを重視する点です。
「誰か一人が頑張ったから成功した」事例は、他の現場では真似できません。しかし、「こういう仕組みを作ったからチームが活性化した」「どうやって顧客と信頼関係を築き、どう壁を乗り越えたのか」というプロセスであれば、3,000人の仲間が自分の現場で再現できる可能性があります。この「チームで勝つこと」と「プロセスの再現性」に価値を置く文化が、入社したばかりの若手社員が早くから活躍できる理由でもあるのです。


学び合い、高め合う。ともにDX現場支援で高みを目指したい

Dリーグは、一日の祭典で終わるものではありません。 「あのチームの取り組み、自分の現場でも真似してみたい!」 「こんなにレベルの高い仕事をしている先輩がいるんだ。自分も追いつきたい!」

発表を聞いた社員が、明日からの仕事に活かせるヒントを持ち帰る。このサイクルこそがDリーグであり、メンバーズが成長し続けられる理由です。

新卒で入社する皆さんにとって、最初の一歩は不安かもしれません。しかし、メンバーズには「最高峰の仕事」が可視化され、それを惜しみなく共有し合う文化があります。

メンバーズはこれからも、お客さまとともに、そして社会のために、DXを推進していきます。そのためには、新しい視点を持った皆さんの力が必要です。

誰かの成功を自分のことのように喜び、自分の学びを仲間に分け与える。 そんな「共創」の文化の中で、私たちと一緒に「DX現場支援の最高峰」を目指してみませんか?

皆さんとともに高め合える日を楽しみにしています。


▽取材に協力いただいたDリーグ運営担当の皆さま

安永 麻里絵(やすなが まりえ)
大手総合通販会社を経て、2014年にメンバーズへ中途入社。
大手通信会社での常駐ディレクターやプロデューサーを歴任したのち、運用設計・業務整理の専門家として複数案件の業務改善支援に携わる。
現在は「Dリーグ」の企画運営を中心に社内業務の設計・品質向上を推進している。

本多 早希(ほんだ さき)
グラフィックデザインを専攻し、卒業後、2013年にメンバーズへ新卒入社。
金融・アパレル・エンタメなど、幅広い業界のサイト運用・構築にてデザイン業務に従事。
現在は「Dリーグ」の企画運営・デザイン作成などに携わっている。

藤原 珠李(ふじわら しゅり)
大学卒業後、2024年にメンバーズへ新卒入社。
「Dリーグ」の企画運営のコアメンバーとして従事。社内ナレッジの流通と品質向上に尽力している。現在はAI活用による業務効率化にも挑戦中。

牛尾 好宏(うしお よしひろ)
俳優、Webデザイナーなどの経験を経て、2022年メンバーズへ中途入社。
社内の複数の人材開発に関連する制度や施策の設計・運用に携わる。
現在は、「Dリーグ」の部門責任者として監督を務めるほか、総合演出・当日設営責任者・配信オペレーターなどの役割を担当。