メンバーズでは、三井住友カード株式会社さま(以下、三井住友カードさま)のデジタルマーケティング支援をおこなう中で、2020年よりキャッシュレス決済を通じて社会課題解決に貢献する「タッチハッピープロジェクト」の企画および実行支援をさせていただいております。
今回は、プロジェクトに携わった中村・渡辺・大島のインタビューをお届けします。

プロジェクト概要はこちら

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中村優花(写真中央)
大阪大学外国語学部外国語学科を卒業後、2020年にメンバーズに新卒入社。
UXリサーチャーとして大手銀行さまに半常駐しながら、リテールマーケティングの支援に携わり、2021年4月より三井住友カードさまのタッチハッピープロジェクトを担当。

渡辺貫太(写真右)
仙台高等専門学校情報システム工学科を卒業後、2020年にメンバーズに新卒入社。
三井住友カードさまのタッチハッピープロジェクト及び、系列会社さまのサイト運用・構築にてデザイン・コーディングを担当。

大島諒(写真左)
小樽商科大学商学部経済学科を卒業後、2021年にメンバーズに新卒入社。
三井住友カードさまのタッチハッピープロジェクト及び、サイト運用にてコーディングを担当。

現在の仕事内容について教えてください

中村:現在、タッチハッピープロジェクトにて、主に企画部分であるテーマ設定やパートナー団体のコーディネートのほか、ページ制作・SNS運用のディレクションを担当しています。昨年末まで別のプロジェクトでリサーチャーの業務もしていたため、今後はその知見を活かして、リサーチやUIUX領域で三井住友カードさまのPDCA提案に携わる予定です。

大島:中村さんと同じく、タッチハッピープロジェクトにて企画やディレクションを担当しています。また、並行して三井住友カードさまのアプリダウンロード数の増加やWeb明細利用率の向上、諸手続きのWeb完結率向上などを目標としたWebサイトの運用業務にも携わっています。そのほか、成果向上型のPDCA提案にてAdobe Analyticsを活用した分析なども担当しています。

渡辺
:タッチハッピープロジェクトにてデザイン・コーディングを担当しながら、三井住友カードさまの系列会社さまにて、オンライン入会数増加やWeb明細の利用促進、顧客満足度の向上などを目標にWebサイトの運用に携わっています。

CSVアプローチによる本プロジェクトの概要を教えてください

中村:タッチハッピーは、キャッシュレス決済を通じてユーザーとともにサステナブルな社会の実現を目指すプロジェクトです。

三井住友カードさまのクレジットカードで、Visaのタッチ決済や該当のSNS投稿のシェアで誰でも参加できるプロジェクトになっています。タッチ決済数やSNSシェアの数に応じて、三井住友カードさまからNPOなどへ寄付される仕組みとなっています。

本プロジェクトは期間ごとにテーマを設け、テーマに沿ったさまざまなNPO団体をパートナーとしてお迎えし実施しています。これまでは貧困や教育、防災、海洋プラスチック問題など、私たちの身近に存在している社会課題をテーマとして取り組んできました。現在は第8弾「フードバンクのこと篇」を実施しています。

本プロジェクトが立ち上がった背景を教えてください

中村:さまざまな社会課題が山積する現代、企業に「パーパス経営(※)」や「社会課題の解決とビジネスの両立」が求められる中、三井住友カードさまはブランドキーメッセージとして『Have a good Cashless.』を掲げています。
メンバーズは、三井住友カードさまと『Have a good Cashless.』の意味や価値を考えるワークショップを複数回実施してきました。「キャッシュレス決済と同様に、社会のためになるアクションももっと日常的なものにしたい」「『good』の輪を社会全体へと広げていきたい」という声が三井住友カードさま社内から上がったことが、タッチハッピープロジェクト立ち上げのきっかけとなりました。

(※)企業のミッションやビジョンを通して自社の存在意義を明確にし、その軸に沿って企業活動をおこなうこと
(参照:【社会課題解決型マーケティング 企画実行支援】 三井住友カード株式会社さま

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デジタルクリエイターとしてどのような思いで案件に携わりましたか?

中村:私たちはデジタルクリエイターであると同時に、デザイン思考を持ってビジネスを推進し、アウトプットを通じて社会課題の解決を図ろうとする、いわばソーシャルクリエイターでもあることが求められています。

そのため、例えばテーマの設定やパートナー団体を決める際は、今社会でどんなことが問題になっているか、どんな団体がどんな思いで活動しているのかをまず知り、共感した上で、それをクライアントとしっかり共有することを大事にし、タッチハッピーの活動が真に社会課題の解決につながるものであることを意識しました。

渡辺:このタッチハッピーのプロジェクトでは、いかにユーザーに「共感」してもらえるかが重要なポイントになります。昨年の秋にページをリニューアルする機会をいただいたのですが、その際には、ページを訪れた人が少しでも読んでみようと思ってもらえるクリエイティブを作ることを意識しました。

社会課題を扱うサイトやページは、課題や背景について丁寧に説明しようと、ついついテキストが多くなりがちですが、それではページに来てくれた人の興味関心を引けず、結局読んでもらえなくなってしまいます。せっかくいいことを書いていたとしても、読んでもらえなければ伝わらないですし、もったいないですよね。

共感してもらうには、まず何をしているかわかってもらうことが第一歩になるので、シンプルで視覚的にもわかりやすいものを目指し、三井住友カードさまと一緒にページを仕上げていきました。

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本プロジェクトでどのような価値を提供したいと思っていましたか?

中村:私個人としてもこのプロジェクトに共感しているので、きっと他の方もタッチハッピーを知れば「じゃあ支払う時にタッチ決済にしてみよう」と思ったり、逆にこれまで知らずにタッチ決済をしていた人は、タッチハッピーを知って少し嬉しい気持ちになったりするのではないかな、と思っています。

だからこそ、まずは多くの方がタッチハッピーを知って共感してもらえるようにきちんと伝えることが重要であり、それを支援するのが私たちの役割でもあると認識しています。
また、タッチハッピーを通じてより多くの方に社会のための活動を応援してもらえるようになることはもちろん、タッチハッピーをきっかけに、世の中の社会課題の存在を知ったり、関心を持つ人が少しでも増えると嬉しいです。

大島:就活のときから、デジタルの力でビジネス成果だけでなく、社会課題の解決にもアプローチするという、他社にはないユニークな点に惹かれメンバーズに入社しました。そして機会があればCSVマーケティングを通したプロジェクトに携わりたいと周囲にも意思表示していたので、実際にプロジェクトメンバーとして参加できた時はとても嬉しかったです。

そのため、多くのユーザー、加盟店さまとの関わりがある三井住友カードさまとともに、世の中の方々の社会課題に対する興味関心を高め、日常に感じていただけるようなプロジェクトにしたいと思いながら進めました。

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プロジェクトを進める上で困難だったことはありますか?

大島:三井住友カードさまとCSVマーケティングというサステナブルな取り組みの中で、試行錯誤しながら案件を進める必要があり、いかにユーザーに共感してもらえるコンテンツを作成するかという点が難しいと感じています。

また、さまざまな社会課題にアプローチする団体と共創する機会があることは喜ばしい一方、3ヵ月ごとという限られた期間で、毎回新しい団体と関係性を構築することも簡単ではなかったです。

渡辺:クリエイティブ面では、ユーザーが共感しやすいデザインをいかに制作するかという点で、方向性をしっかり固めるために何度もすり合わせをおこないました。従来のタッチハッピーの世界観を残しつつ、新しい要素を取り入れたいという思いもあり、さまざまな意見が飛び交う中で、それらを目に見える形としてデザインに落とし込むのに力を入れました。最終的には三井住友カードさまにも納得いただけるデザインに仕上げることができ、とても良かったです。

プロジェクトの反響はいかがでしたか?

中村:タッチハッピープロジェクトは現在第8弾を実施しており、開始から約2年が経ちました。2年間でさまざまな社会課題に取り組む団体とともに取り組めたこと、そして継続していく中で、タッチハッピープロジェクトの輪が広がりつつあることが、一つの良い影響かと思っています。

渡辺:三井住友カードさま内でも初の試みであったため、最初はトライアル的に始まりましたが、徐々に三井住友カードさま社内でも共感を得られるようになったとお聞きすることができて嬉しかったです。また、ネットで実際にユーザーの反響を見れたときは、自分の携わったことが社会に影響を与えている実感ができて嬉しかったです。

大島:タッチハッピープロジェクトは、2021年の「ソーシャルプロダクツ・アワード」にて「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞しており、社外からも高く評価されていることをとても嬉しく思います。

まだまだ課題はありますが、三井住友カードさまと今後も改善を加えつつ、さらに良いものにしていこうとお話させていただいており、これからも本プロジェクトをご支援させていただけることを光栄に思います。

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CSV事例を増やしていくために、メンバーズが取り組むべきことは何だと思いますか?

中村:メンバーズがクライアントに提供する価値として大切なことは、一緒に事業を考えること、さらには、未来を考えるビジネスパートナーであることだと思います。
現在CSVの価値観や企業文化を三井住友カード社員の皆さまと共有できているのも、三井住友カード社員の皆さまとワークショップをして一緒に未来のありたい姿を考えたり、日々の業務を通じて信頼していただけるようになった結果だと認識しています。

渡辺:CSVマーケティングの手法を取り入れることは、クライアントにとっても、とてもチャレンジングなことだと思います。メンバーズが言うなら、と思ってくださるような関係性になれるように尽力することがまず必要ではないでしょうか。その上で、社会課題の解決とビジネス成果を両立できる施策を提案・実行していくことが重要だと思います。

そのためにメンバーズとしてはどういった人材が必要だと思いますか?

中村:社会課題を解決したいという想いがあり、かつ主体的に取り組むことができる人材が必要かと思います。やはり、社会課題に関心があるほうがやっていて楽しいですし、良いアイデアも浮かぶような気がします。

またこの案件を通じて、わからないことがたくさんある中でもとりあえず何でもやってみて、周囲の先輩の意見を仰ぎながら進めていく、そんな行動力も大切だと気づきました。

渡辺:メンバーズもクライアントも手探りな中で、複数の人の意見を取り入れながら最適解を見つけ出す力、宙に浮いているものをクリエイティブとして落とし込む力が必要かと思います。私はタッチハッピープロジェクトに携わり、その力を鍛えることができました。

また、メンバーズが掲げるコアバリューに「貢献」「挑戦」「誠実」「仲間」がありますが、特に「貢献」「挑戦」がCSV型のプロジェクトに携わるにあたってとても重要だと思うので、ぜひこのコアバリューに共感できる方に入社してほしいです。

大島:社会課題やサステナビリティなどに関心が高く、かつデジタルの力でビジネス成果と社会課題の解決を両立したいと思っている方がいれば非常に心強いと思います。
私自身、学生時代から社会課題に関心があり、就活を進めていく中で縁があってメンバーズに入社しましたが、マーケティング×社会課題×クリエイティビティの3軸を通して成長できる環境があると思いました。
同じような思いを持ってくれている方がいましたら、ぜひメンバーズを受けていただけると嬉しいです!

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