2021年2月17日、株式会社メンバーズの採用担当主催でトークセッション型のオンラインイベント「メンバーズのパパ・ママ社員が子育てと仕事のリアルを語る 就活生・若手社員向けトークセッション」が開催されました。株式会社メンバーズは、子育てサポート企業として「くるみん」認定を取得し、「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2019」で表彰されるなど、育児社員の活躍を後押しする制度が充実しています。本コラムでは、育児中の社員によるセッションの模様をお届けします。コロナ禍において新たな働き方へのシフトが広がる昨今における、育児中の社員を含むチームが、円滑に業務を進めるコツについて語り合います。

スピーカー

會谷 雄一郎(あいたに ゆういちろう)
EMCカンパニー所属。2008年新卒入社。入社当時は特定派遣事業の新規営業を担当し、その後アフィリエイトモールの広告運用・媒体営業、全社の新規営業でサイト構築やSNS・サイト運用など、複数ジャンルの提案を経験しました。担当した業界も、電機メーカーやドラッグストア、銀行、クレジットカード会社等さまざまな業界のお客さまを担当し、現在はユニットプロデューサーとして複数プロジェクトのプロデュースとチームマネジメントを行っています。現在3歳、0歳の2児がいます。

青木 かおり(あおき かおり)
EMCカンパニー所属。2014年中途入社。メンバーズではディレクターを2年、プランナーを4年経験しています。現在は、金融会社の運用改善・運用統括を担当している他、大手航空会社の運用設計も担当しています。現在4歳児がいます。

及川 努(おいかわ つとむ)
EMCカンパニー所属。入社当初はさまざまなプロジェクトを横断して担当し、その後大手アパレルメーカーさまのプロジェクトでアートディレクター/デザイナーとして4年経験。現在、大手小売会社さまに常駐し、サイト運用/構築を担当して2年目になります。現在4歳、1歳の2児がいます。

八木 淳枝(やぎ あつえ)
メンバーズデータアドベンチャーカンパニー所属。2016年中途入社。入社当初はEMCカンパニーで、アクセス解析・ユーザー調査を用いたサービス開発、広告運用などに携わっていました。2019年4月より、データ分析を専門としたメンバーズデータアドベンチャーカンパニーに異動、新規事業の立ち上げと人材育成を担当しています。現在小学生の子供が1人います。

上野 晴菜(うえの はるな)/モデレーター
ビジネスプラットフォームカンパニー HRエンゲージメント室所属。2016年新卒入社。ディレクターとして構築・運用を経験。現在は広報を担当。

 

学生時代と「親になってから」の仕事への考え方の変化

― 就活時に結婚・出産後も働き続けたいと思っていましたか?

20210217_06(向かって左から、上野 晴菜、八木 淳枝、會谷 雄一郎、青木 かおり)

上野:結婚や出産をすることが正義ではないですし、年齢や状況で考え方も変わっていくのかと思うのですが、皆さんは初めて就職するというタイミングで、どの程度結婚や出産を意識されていましたか?

青木:就活していた20代の頃は、結婚も出産も全く視野に入れずに職を選びました。20代半ばまでは仕事が楽しいし忙しいし、結婚と仕事を選ぶようなときには仕事を選んでいるような、割とガツガツ働いているタイプでした。20代後半になって、仕事で一定の達成感を得られた頃に、子供がほしいなとも思うようになり、それに伴って先々の働き方も意識するようになりました。

八木:私も、いつか出産することになるんだろうなとは思ってましたが、就活時に「出産しても働き続けられる会社なのか」という視点は持ってなかったです。ただ、新卒1社目はメンバーズではないですが、直属の上司が家事育児を完全に分担されている方で、それを間近で見れたため、子供を持って働くことのイメージが具現化しました。社会人の入り口の数年を育児社員と働いたことで、私自身キャリアを考える時に結婚・出産に抵抗や不安を感じたことはなかったです。メンバーズの社内でもママ社員・パパ社員で仲良い人がいて、情報交換が活発なので、育児中のキャリアへの不安も感じていないです。

會谷:私はメンバーズ新卒入社ですが、就活時はベンチャー企業を中心に会社を探していて、その時は家庭を持つことを全く考えていなかったです。個人的に子を持つとか結婚するとかのイメージを全く持ってなくて。今のメンバーズは安定経営ですが、入社当初は経営的に不安定な時期もあり、自分自身と会社の成長に注力していました。ただ、私も直属の上司が共働きで、上司が家庭について話すときに、「共働きは最高だ、経済的な安定感が半端ない、今日も家帰ったら子供にチャーハン作る」という話を日々聞いていて、そういうやり方は良いなと思い、一緒に働いてくれる女性を見つけようと自然と思考が変わりました。

20210217_12(及川 努)

及川:私もメンバーズ入社時期は會谷さんと近い時期で、今だと考えられないくらい未成熟な組織運営で、在籍している社員は夜間もフレキシブルに対応する人たちが集まっていて、結婚観について話題に上がらないくらい、単身でゴリゴリやっていく人たちの集団という印象でした。会社が大きく働き方を改善するまで、私は結婚するイメージは持てなかったです。皆さん身近に育児社員がいらっしゃったみたいですが、私は家庭持ちの上司ではなく、そういうインプットはなくて、自分が家庭を持って初めて直面して、ようやくわかったという状態です。

― 子供が生まれて働き方に対する考え方は変わりましたか?

青木:変わりました。子供が一番優先になりました。まだ母親の年数少ないですが、母親としての自覚を持つようになったと感じます。メンバーズ在籍中に出産・復職を経験しましたが、まだ復職して間もない頃に、在宅勤務制度を使いながら、発熱した子供を看病しながら勤務したことがあるんですが、子供がすごく大人しくいい子にしていて、仕事に集中していたら、大人しいのではなく体調がかなり悪化してしまっていて、1週間位入院することになってしまったことがあって、その時に大分反省して、子供のためにどうあるべき、どう行動するべき、どう仕事をするべきということを改めて考えるきっかけになりました。まだ子供もしゃべれない時期だったのですが、私もまだ仕事と母親とというバランスがうまく取れていない時期だったと思います。それをきっかけに子供第一の働き方に変えました。

八木:結婚前は判断の主軸がすべて「私」でしたが、出産してからは、自分の仕事や働き方に対して、私がどうしたいかではなく、子供にとって私がどうあるのがベストかと考えるようになりました。社会人の先輩として子供に恥ずかしくないようにというのも考えるようになりましたね。

會谷:子供の幸せを第一に考えるようになりました。以前は自分ファーストの考え方が強かったと思います。子供が生まれてからは、どんな人もみんな親がいて人の子なんだと意識して、お子さんがいる部下に伝え方を考えるようになりました。上司に叱られる姿をこの方の子供が見たらどう思うだろうと考え、社員が受け止めて成長につながるように、言葉を変えたり、工夫するようになりました。目の前にいる社員の裏側にいる家族が見えるようになって、言い方が柔らかくなったと思います。
また、メンバーズが取り組むCSV経営、地球温暖化へのアプローチに対する自分ごと感が強まったと感じます。例えば近年夏の猛暑により、天気がいい日は公園に連れていけないというジレンマがあって、私たちの子供時代は晴れている日に外で遊べましたが、今は「晴れてるから出ちゃだめ」という状態です。メンバーズが進めているCSV経営への重要度をまさに肌で感じていて、この子が外で遊べるようにするためには、僕たちは何ができるだろうと真剣に考えるようになりました。マイボトルや買い物袋を持つとか、気をつけるようになりました。

― 男性社員お二人への質問です。パートナーの出産のとき、育休について相談しましたか?

及川:相談しました。1人目の時に、パートナーと2人で出産や育児について調べてみて、2人とも「育休1ヶ月も2ヶ月も取らなくても大丈夫ではないか」と楽観視していて、私の業務が詰まっていたこともあり、2週間程度しか取らなかったんですけど、結果失敗だったと思っています。2週間は短かったです。共同で作業できる時間が少なく、妻側に負担が多くなってしまいました。その反省を踏まえて2人目の出産時は妻だけでなく会社にも相談して可能な限り休むという方向で調整し、2ヶ月弱位育休を取りました。もっと長期で休めるならそうしたかったですが、職場で私が抜ける事で負荷がかかってしまう部分もあるので、職場も家庭も丁度良いバランスの中で休暇取得ができたと感じています。

會谷:1人目の時は2週間取りました。前々から育休は取得するつもりだったので、職場やお客さまにも事前に伝えていて。有難いことにお客さまから育児製品をいただいたり、職場やお客さまの反応を見て、男性の育休取得が当たり前に受け止められていると感じ、休みやすかったです。印象に残っているのは、代表の剣持に子どもが産まれると報告したときに、おめでとう、育休取れよと言われて、会社としても後押ししてくれていると感じました。2人目の出産時はコロナ禍で在宅勤務をしていて、仕事しているとはいえ、何かあればフォローできるので妻も助かったと言っていました。親族達のメンバーズの好感度が急上昇しました。良い会社だなと言ってもらっています。

上野:制度としてあるだけでなく、代表やチーム、お客さまからも祝って休暇取得を後押ししてもらえるというのは働きやすいですし、今後出産や育休取得を考えている方の不安が拭えるかなと感じますね。

 

時間単位有休が便利!出産前の休暇予定は計画的に

― よく使う制度はありますか?また、あるといい制度はどんなものですか?

青木:看護休暇(小学校就学前の子供がいる社員は、有給休暇とは別に子供1人の場合、看護休暇を年間最大5日間、2人以上の場合10日間まで有給で取得可能)と時間単位有給休暇(1時間単位での有給休暇利用が可能)をフル活用しています。急な発熱で保育園からの呼び出しに対応したり、検診での通院に使っています。制度の改定が結構頻繁にあって、より便利に進化していっているのに驚き、毎回喜んでいます。コロナ禍でも特別休暇が付与されたり、すごく助かりました。子どもが元気なのに家にいるというのは、それはそれで大変な部分もあり、仕事が進まないので、休んで育児に専念せざるを得ないので、休暇制度がすぐできたのは有り難かったです。育児中の社員が入っているチャットルームがあって、コロナ禍での情報交換ができたのも有り難かったです。

上野:制度の改定も、そういった育児中の社員の生の声が集まって、会社側に相談をして、形になったと聞いています。会社側が社員の要望に応えて、スピード感を持って制度に反映されて、実際重宝されているというのはすごくいいですね。

及川:時間単位有給休暇はよく使用しています。子どものお迎えや、体調崩したときなど、予定してなかった休暇を取る際に、1日有休を取るより使い勝手が良いと感じます。保育園の登園は、時間ぴったりに行く必要があって、早すぎても遅れてもだめなんですけど、子どもがグズって登園に手間取って、でも自分の勤務開始時間も迫っていて、という状況の時などに、急遽出社を1時間遅らせて子どもをなだめてから保育園に謝りながら登園して、1時間遅れで勤務開始する、という場面で使っています。子育てのトラブルのような事態でも対処した後から落ち着いて業務を開始できるので、かなり重宝しています。あと、コロナ前の社員総会の時に、結構長時間拘束のイベントなので、家族の負担になったりするところを、会社側で託児所を準備して、保育士さんが子どもを預かってくれたのは家庭の負担が減らせる良い取り組みだなと感じてました。
今ない制度であると良いなと思うことを考えたんですが、2ヶ月育休に入る前、2ヶ月不在にするとなると仕事が山積みになるんですが、そうすると、出産前の1週間とかが業務が多忙過ぎて家庭のことが何もできなくなってしまって。出産日から休暇を取得しましたが、出産日より前の準備期間に休暇を取得することをお勧めします。出産前も意外とばたついているので、そこを休暇取得を奨励するなどできたら、さらに良いかなと思いました。

會谷:(大きくうなずく)そうですね。出産予定日に予定通り産まれる事はないと思うし、前後1ヶ月はパートナーもハラハラしながら過ごしているので、自分の業務は何かあったら仲間に任せて休みを取る準備をしておけると良いと思います。

― 仕事と子育てを両立するための工夫は何かありますか?

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八木:気持ちの切り替えを意識しています。母親として過ごす時間、会社員として過ごす時間、自分のために使う時間など、気持ちを一旦切り替えるようにしています。また、家で自己研鑽の時間を捻出するのがなかなか難しいので、移動時間を勉強の時間に100%充てるようにしています。現在は在宅勤務中心ですが、通勤時は片道2時間弱かかっていたので、ある程度のまとまった時間を勉強にあてることができていました。

及川:家庭内の工夫ですが、妻と私で役割と場所を分担していて、私は料理担当、妻が洗濯掃除担当と、お互いやることを中心に、私はキッチン、妻はランドリールームを自分の領域として、それぞれの領域の補充、掃除を各々がやるようにしています。日中の私の仕事中は、妻に育児の負荷が多いので、休日は100%子どもに注力して、子どもを外に連れて行って、妻の一人の時間を確保するようにしています。また、日々の忙しさを妻とお互い共有しておくのが大事で、特に私の仕事の状況を妻に共有する、日毎、週毎などで今日はちょっと忙しいとか、今週の何曜と何曜はびっしり仕事で埋まっているから厳しいとか、夕方頃に業務終了の目処を共有したりしています。それを聞いて妻側はいつ頃夫が家事に復帰するかの目処を立てて段取りを進めていたりするようです。職場であまり家庭の話をしないですが、ミーティング中に子どもが入ってきたり、遠くで騒音が聞こえてきたりということが発生するんですが、こちらは申し訳ない気持ちですが、お子さんの顔が見れていいね、という声をもらったり、在宅勤務の状況をチームで共有できているという結果には繋がっているようです。

 

雑談の活用、育児社員も単身者も働きやすい配慮

― 職場での工夫・チームで働く上で心がけ

及川:チームは受け入れてくれていますが、気を遣います。オンラインミーティング中の環境音、子どもの騒音が入らないよう、ミュートにしたり、朝会、夕会で「いい事共有」という雑談会をしているんですが、最近買ったいいものを紹介したり、勉強し始めたことなどを共有する雑談の会、他にも制作メンバーで技術周りの雑談会があったりして、出社時に普通にしていた雑談を時間を取ってやるようにしていたり、いつでも入れるオンライン会議のルームがあったりしています。

會谷:育児中の社員以外の権利も尊重する、と言うと重いですが、育児中の社員だけでなく、単身者の権利も当たり前に尊重されるよう心がけています。育児中の社員が子どもが何かあった時に休むのは当たり前ですが、単身者もコンディション悪くて数時間休みたい時もあると思うんです。休暇取得の権利は全社員にあるし、業務調整して休むのに対して、休暇の理由は不要だと思っています。特にコロナ禍だと家族がいる社員の方が精神的なバランスは整っているように感じて、単身者の方が緊急事態宣言下、家にずっといて喋る人がいない状態の方も苦労が多いと感じ取れる場面もあるので、リラックスできる和やかな雰囲気でミーティングを始めるなど気をつけています。

― 仕事への満足度は100点満点中何点ですか?

青木:80点。マイナス20点の要因は、家事育児は私の担当なので、急遽呼び出しなどが入ると仕事は休むことになるので、仕事はどうしてもチームのメンバーに頼らざるを得ない状況で、そこはチームも理解をしてくれていますが、他のメンバーの20点分の頑張りがあって成り立っているなと感じています。

及川:70点。一つの仕事が終わって達成感を感じる所はありますが、悪い所ばっかり見ると不足感もあるし、周りに負荷をかけている部分もあり、まださらに良いやり方はあるなと思うので。

八木:仕事と家庭を合わせて100点とは思います。その内訳の割合は、その時々、自分のコンディションや子どもの行事が重なるとか、仕事が多忙だとかで変わってきますが。

會谷:85点。会社の満足度で言ったら100点で、メンバーズは本当にいい会社だと思います。個人的には、育児社員だろうが会社から求められる成果を出し続けたいと思うし、「パパだから、時短だから仕方ないよね」とは思われたくないので、期待値を高く持ってもらいたいし、重要な仕事を任せてもらいたいので、向上心を持って、あと15点の伸びしろを想定して、85点です。

上野:皆さん、本日はたくさん参考になるお話をしていただきありがとうございました!セッションは以上となります。また機会がありましたらメンバーズのイベントにもぜひご参加ください。ありがとうございました。

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