案件開始から着実に業務領域を拡大し、約1年で20人以上までに成長した大手小売メーカープロジェクトについて、BU5-AS1Uの須藤粋星さん、BU5-AS2Uの彦坂圭さんにインタビューしました。(社内報MEMBUZZ2019年11月号より。内容は取材時点のものです。)

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業務内容を教えて下さい。

須藤粋星(BU5-1ユニットプロデューサー):
%e5%9b%b32-2チームはBU5-1と5-2の二つのユニットからなっています。BU5-1は、ECサイト制作・運用が主な業務で、クライアントEC事業のKPI設計から、ECコンテンツの制作、改善施策の提案~実施までを一貫して行っています。また、店舗で使う動画やサイネージなども作っています。
 
 

彦坂圭( BU5-2ユニットプロデューサー):
%e5%9b%b31BU5-2は、SNSの運用とアプリのコンテンツ運用を行っています。今年の6月からはSNS広告の運用も開始しました。前期はECサイトの売り上げを伸ばすため、ROASの最大化に向けてPDCA運用を行いました。また、今期は新しい広告施策も開始しました。お客様の衣服商品には一貫して天然素材を使用していますが、それが消費者に十分に伝わっていないのではないか、しっかり伝え、理解していただいた上で購入していただきたいというテーマから、認知広告と購入広告を組み合わせた施策を提案し、衣服の売上計画の達成に向けて、お客様とともに取り組みを進めています。

チームの特徴を教えてください。

須藤:まずは、若手主体ということでしょうか。新卒2~3年目のメンバーが多いです。
もう一つは、チーム規模が比較的小さいため、2つのユニット同士・お客様との連携がしやすく、スピードが早いチームということです。お客様とも同じチームとして業務を行っており、仕事をしている部屋は異なりますが、iPadで常時TV会議に接続してコミュニケーションをとるなど、メンバーズ社内で行っているようなコミュニケーションをお客様ともできています。

支援を始めたきっかけとチームが拡大できた理由はどのようなものでしょうか。

須藤:まず、案件の大まかな流れをお伝えすると、このチームは、はじめ3人から常駐を開始し、今は17人のメンバーがいます。提案時のお客様の与件は、ECの売り上げ率が鈍化しているため、デジタルマーケティングの強化をしたいというものでした。運用ディレクター・SNSディレクターの常駐から案件が始まりました。
お客さんにはECの売り上げを伸ばすというミッションはありましたが、具体的に何を行っていいのかはよくわからないという状態でした。そこから、現場のメンバーが課題をヒアリングしていき、現在の支援体制になりました。
拡大できた要因はいくつかありますが、まず、お客様の姿勢が大きな要因です。社内ミーティングにも積極的にメンバーズの社員を入れてくれるため、会社の方針や今考えていることを共有してもらいやすいです。また、お客様の文化として、新しいことを積極的に試す文化、「なぜ」を考える文化があることを強く感じます。例えば、先にお話したようなお客様とのiPadでのコミュニケーションも、お客様に新しいものを試す文化があってこそだと思います。また、案件によっては何のためにやるのかよく分からないままタスクだけを渡される、ということも少なくないと思いますが、「なぜ」を考える文化が浸透していることにより、メンバーズの社員も含めて「このアプリって何のためにあるべきなんだっけ」「このアプリを使ったユーザーにどうなってもらいたいんだっけ」といったことを一緒に考えることができています。

彦坂:もう一つの要因は、社内のみなさんのサポートですね。平嶋さんが出向しているため、やはり密にコミュニケーションがとりやすく、お客様社内の課題感は共有してもらいやすいです。
また、この案件はBU4から独立した案件なので、初期の頃にはBU4の白石さんや白石さんのチームメンバーにサポートしていただき、大変お世話になりました。

今年のS1 (生産性向上)グランプリで準優勝でしたが、支援開始当初は残業も多かったと伺いました。どのように生産性向上に取り組んだのでしょうか。

須藤:そもそも生産性向上の意識のあるメンバーが多かったというのが一番大きな要因だと思います。個人個人が「今の業務はこういうふうに効率化できるのではないか」と考え、実行しました。

彦坂:もともとお客様のインハウスチームに「業務が属人化してしまっているため体制作りを行いたい」というニーズがありました。お客様とは同じチームで働いているので、メンバーズが行った業務改善の効果と、余剰稼動の創出による新規提案の増加などの変化を理解していただけました。
そこで、チームの中の何人かを生産性向上担当とし、そのメンバーの稼動のうち10%は生産性向上のために当てるという体制を作りました。実際の稼働時間も記録し、業務が多すぎて生産性向上のために時間が取れていないようであれば業務を別のメンバーに振り分けるなどのマネジメントを行いました。
このようにボトムアップとマネジメントの両方から生産性向上を行いました。
チーム外の組織を積極的に使ったのもポイントの一つだと思います。「こんなツールがあったら便利だけど、作成にするのに多くの工数がかかってしまう」というようなときには、EMC推進室など、チーム外のメンバーにも協力を仰ぎました。

須藤:先ほど生産性向上の意識のあるメンバーが多かったと言いましたが、比較的小さいチームだったからこそ、生産性向上に取り組みやすかったかもしれません。大きな組織になると、ある程度マネージャーやユニットプロデューサーがルールを決め、それを伝えるという体制にならざるを得ません。このチームでは、メンバーに何かを伝えるにも伝言ゲームのようになりにくく、また、マネージャーたちだけで何かを考えるほどの大きな組織でもないので、一人ひとりが考えざるを得ない環境だったというのも理由のひとつではないかと思います。

最後に、今後のチームの目標を教えてください。

須藤:型にはまらずにメンバーがそれぞれステップアップできるような案件にしたいです。お客様は、今後グローバルへの展開や、実店舗とWebを横断してのユーザーとのコミュニケーション手段を整えていくことを目指しています。メンバーズとしては、そこにも支援の領域を拡大していきたいと思っています。ただし、そのためにはメンバーズにも今とは異なるスキルや知識も必要です。ユニットプロデューサーやリーダーがうまく支援領域を拡大することで、チームメンバーのみんながスキルアップ・ステップアップできる、そんな案件にしたいと思っています。

(Text& Photo:相澤水樹、石田朋寛)