月に1回、社内向けに発行しているメンバーズの社内報MEMBUZZは、代表 剣持のメッセージや部署・社員紹介など盛りだくさんの内容となっております。
今回はその中から「デジタル時代のプロフェッショナルとしての生き方」に関する社長メッセージを紹介いたします。(社内報MEMBUZZ2018年2月号より)

デンマーク8.3年、米国9.2年、フランス11.2年、ドイツ10.5年、イギリス10.2年、日本15.1年。日本がダントツ1位です。さて、この数字は何の値でしょうか。
これは、平均寿命から年金支給開始年齢を引いた期間、すなわち年金受給期間です。(OECD2012調査。便宜上男性のみ比較。)日本が突出して長く、デンマークの2倍弱にもなるのです。
かつては日本でも、他の先進諸国と大差はありませんでした。私が生まれた昭和40年頃では、平均寿命が約68歳、年金受給開始が60歳なので、年金受給期間は約8年でした。しかし平均寿命が延びたため、たとえ2025年に支給開始年齢を65歳に引き上げたとしても、15年以上もの間年金生活が続くのです。これでは、国の財政が逼迫するのも無理はないでしょう。
解決方法は、年金支給年齢をどんどん引き上げていくしかありません。現在30歳のメンバーズ社員であれば、年金支給開始年齢は80歳ぐらいになっているのかもしれません。
「80歳まで働かなければいけないような社会とは、なんと辛い社会なんだろう」と嘆く人もいるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。働いていれば、幸福を感じることができるからです。
人はどんなときに幸せだと感じるでしょうか。皆さん一人ひとりが違う答えを持っているかもしれませんが、「自分が社会や人の役に立っていると実感する」ときに幸せだと思える人は少なくないでしょう。世の中から必要とされているという実感は人に幸せをもたらしますが、反対に自分は世の中から必要とされていないと感じるときがもっとも不幸な瞬間だと思います。
社会や人の役に立っていると実感を持つために一番有効で身近な方法が、働くことです。80歳まで、働くことを通して社会や人に役立っていると実感を持てるのは、とても幸せなことだと私は思います。
ではどうすれば、 80歳まで楽しくイキイキと働けるのでしょうか。大切ことは2つあります。まずは個々人が80歳まで楽しくイキイキと働くことができるためのスキルを身につけること。そして会社が80歳まで楽しくイキイキ働くことができる職場環境を作ることだと考えています。
個人の観点から60歳代や70歳代のシニア期間の働き方をイメージしてみましょう。月曜日から金曜日までフルタイムで働くのではなく、週2-3日だけ働く。1つの会社だけで働くのではなく、2つ3つの仕事を平行して行う。時間や場所に縛られないで、介護しながら在宅で働いたり、田舎で農業もしながら週3日だけ働く。こういった働き方が理想的なのではないかと考えています。
ただし、80歳まで自由度高く働くことができるためには、何かのプロ、何かの分野の専門家になる必要があります。そのためには知識を身に着けること、実務の経験を積むこと、そして自分で稼ぐ力を身につけることが重要です。
メンバーズとしては、これから多様な働き方ができるような就労環境を整備していきます。また、フリーランスのデジタルクリエイターの活躍を支援するような新規事業の検討もしたいと考えています。
またメンバーズでは、社員の皆さん全員が80歳までイキイキと働くことができるよう、何らかのプロフェッショナルになってもらいたいと願っています。メンバーズの仕事を通して、プロとしての知識を身につけ、経験を積んでもらいたいと思っています。また、自分で稼ぐ力を身につけるという意味では、積極的に副業にチャレンジすることをお奨めします。
Webデザインを友人の会社から請け負う。知り合いの会社のプログラミングの手伝いをしてみる。メディアサイトを立ち上げて広告収入を得る。親戚のネットショップの集客支援をしてみる。手作りの雑貨やアクセサリーを出品して売ってみる…会社に守られた環境の中で会社から与えられた範囲内のスキルではなく、自分の力で身につけ、そのスキルを使って稼ぐことができるようなスキルです。
メンバーズでは、業務に支障のない範囲で副業を歓迎していますし、社員の皆さんが80歳まで幸せに働くことができるスキルを身につけるという意味では私は副業を積極的に推奨をしたいと思っています。ぜひ皆さん一人ひとりが何かにチャレンジして、プロとしての第一歩を体験してみてほしいと思っています。
80歳になっても、社会や人の役に立って「ありがとう」と言ってもらえるような、デジタルテクノロジーを用いたプロになってみよう。