月に1回、社内向けに発行しているメンバーズの社内報MEMBUZZは、代表 剣持のメッセージや部署・社員紹介など盛りだくさんの内容となっております。
今回はその中から「日々の仕事とミッション実現をどう結びつけるか」に関する社長メッセージを紹介いたします。(社内報MEMBUZZ2017年11月号より)

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「提案に携わっていないので、お客さまにCSV企画を提案する機会がないため、日々の仕事の中でどうしたら、もっとミッションの実現に貢献できるのかのイメージが沸かない。」「EMC以外の仕事をしているので、今の仕事がミッション実現と関連があるように思えない。」
研修MEMBERSHIPトレーニングで社員の皆さんからよくもらう質問です。

大量生産・大量消費で経済規模は大きくなりました。しかし、そのつけで環境や社会が持続できない状態になってきています。このままでは地球が何個あっても足りません。大量生産・大量消費を牽引してきたのは大企業であり、その広告宣伝活動、すなわちマーケティング活動です。そのような大企業のマーケティングの在り方を私たちが変えよう!「何が得で何が損か」を訴求して買い物や利用を促す方法から、何が善いことなのかを訴えて買い物や利用をしてもらうように、大企業のマーケティングの在り方を変えるためには、生活者の物差しを「損得」から「善悪」に変えていくことが重要です。大企業が世の中に善い商品を作り、善いことそのものを訴求することで商品・サービスがより多く売れるようにしていきたいと考えています。

そのために必要なことがCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)経営の普及啓蒙です。企業の価値観を伝えるのに最も適した消費者との接点がオウンドメディアです。消費者影響力の高い大企業のオウンドメディアのコンテンツ企画や制作・運用をまるごと担うことを通して、CSV経営を啓蒙していこうというのが我々の方針です。では、どうすれば大企業はオウンドメディアのコンテンツ企画や制作・運用を我々に任せてくれるのか。メンバーズに任せれば売上をあげてくれるから、会員を増やしてくれるから、などビジネスに直結する成果をたくさんあげることです。

先日、お客さま企業の役員の方々を仙台までお連れしてエグゼクティブセミナーを行いました。10年前であれば、メンバーズには今ほどの信用力もなかったのでお客さま企業の役員の方々に仙台までお越しいただく機会や、それ以前にお会いする機会もなかなか得られなかったでしょう。社員の皆さんが日頃、お客さまとの信頼を築いているおかげで今回は仙台でエグゼクティブセミナーが開催できました。
仙台エグゼクティブセミナーではCSV経営のディスカッションをしました。お客さま企業にCSV提案を受け入れてもらえるような土壌を少し作れたと思いますが、現実には30件提案して2、3件のCSRページ改修事例が作れる程度と、まだまだ道のりは遠いです。しかし、EMCにもっと実力があれば、もっと受け入れてもらえるはずだと考えています。そして、EMCがもっと多くの企業に導入できていれば、もっと多くの大企業にCSV経営を促すことができます。EMCをもっと強くする、お客さま企業の売上をさらに引き上げられるような実力をつける、メンバーズのEMCに任せてくれれば、売上を2倍3倍にしてくれる、会員数を10倍にしてくれる、離脱率を半減してくれる、消費者に企業の想いや信念・価値観をあらゆる機会で伝えるコンテンツを考え、作り運用してくれるというように、EMCの実力を高めていけば、いつかミッションの実現が見えてくると確信しています。

では、どうすればEMCの実力が高まるのか。新サービスを立ち上げることや新しい分野の会社をM&Aでグループ化するなども重要ですが、それに加えて最も重要なことは社員一人ひとりのスキル向上です。社員一人ひとりが、何らかの専門家になり、もっともっとチームに貢献する、もっともっと顧客の成果向上に貢献する、そのためのスキルを高める。技能スキルだけでなく、人間力も高める。そして、同じくスキルが高く、共にミッションの実現に向けて一生懸命頑張る仲間を増やしていくこと、日々の仕事を通して、自分自身のスキルを高め、さらに後輩の育成を支援していくことこそが、社員の皆さん一人ひとりが毎日できるミッション実現のための行動です。そして、この活動はデジタルクリエイターの地位向上・幸せ実現にも繋がるものです。

そして、EMCとは、EMCを担当するビジネスユニットだけのことではありません。Web運用の高度化を目指すものがEMCであり、各部門すべての付加価値業務も含めてEMCであり、それらに携わる社員も自身のスキル向上を通してEMCの実力を高める一員です。また、例えば小規模のSNS運用などEMC認定がされていない案件に携わっている社員でも、今の案件を通してソーシャルメディアマーケティングのスキルを身に付け、専門家になることがミッション実現に貢献することになります。
加えて、EMCの実力を高めるためには、会社の信用力の向上も大切になります。メンバーズは信用力の向上のために、東証一部指定という厳しいハードルを乗り越えました。一部に指定変更することも大変難しいですが、それを維持するために総務や経理などバックオフィスの多くの社員が日々大変な努力をして貢献しています。このような業務をきちんと推進することもミッション実現のために大きく貢献していることになります。

ですから、バックオフィスやミドルオフィスの社員もEMCの実力を高めるために間接的に大きく貢献しているのです。

しかし、日々の仕事とミッション実現への貢献をどのように結びつけるかは社員の皆さん一人ひとりが考えるべきものでもあります。ミッション実現には、他人から与えられた義務的なものではなく、日々の仕事を通して社会をより良くしていくことに貢献したいという一人ひとりの「意思」が大切だからです。日々の仕事を通して社会をより良くしていきたいと想い、そのために自分はどうすれば良いのかと自分で考え、自分で結び付け、自分で感じることが重要だと考えています。

人生は有限です。たった一度の人生を自分のためだけに生きるのはいかにももったいないです。同じ働くのであれば、共に未来が少しでも善くなるように働こう。