月に1回、社内向けに発行しているメンバーズの社内報MEMBUZZでは、代表 剣持のメッセージや部署・社員紹介など盛りだくさんの内容となっております。今回はその中で、「社会課題解決軸のキャンペーン訴求」に関する社長メッセージを紹介いたします。
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ITソリューション企業さまの案件で、社会課題解決をテーマにしたコンテンツが、従来型の製品機能軸訴求コンテンツと比較してマーケティング上の費用対効果が高いのか低いのかを問うテストを行いました。このテストに至るには約1年が経過しています。競合との競争激化や市場の成熟により、製品そのものの差別化が難しくなり、新たな訴求軸でのコンテンツやキャンペーンを見つけ出す必要があると考え、メンバーズから社会課題解決をテーマにしたコンテンツアイデアを約1年前に提案しました。はじめは費用対効果の観点から見送りになりましたが、エンゲージメント・サーベイをヒントに改めて提案を行ったところ、テスト的に実施が決定したのです。
結果は、従来型の値引きキャンペーンと比較して、社会課題解決をテーマにしたコンテンツの方が高い効果を得られました。Webページへの訪問者数は少ないのですが、コンバージョン率がとても高く、コンバージョンに至るまでの総合した費用対効果は社会課題解決をテーマにしたコンテンツ、すなわちCSVタイプのキャンペーンの方が、効果が高いことがわかったのです。
これはすばらしい実績です。「この製品を買うことで、共に社会を良くしよう」というメッセージの方が高いマーケティング成果をもたらしたのです。しかし、実はこのようなCSVタイプのコンテンツは広告出稿量が少なく、その理由から高い費用対効果を出すことができたとも言える段階であり、まだまだ改善の余地が多くあります。改善の余地はあるとしても、現段階でCSVキャンペーンの有効性を確認できたことは、とても大きな一歩だと考えています。
今回は、広告出稿媒体とターゲットを絞ったテストでしたが、今後はページの導線やコンテンツ内容の工夫など、まさにマーケティング成果向上に向けたPDCA改善を実施していきます。そうすれば、よりマーケティング上の費用対効果を高めることができると思われます。
まだまだ改善の余地は多くありますが、モノ軸のコンテンツや安易な値引きに頼らず、企業ブランドの向上を図ると同時に費用対効果の高いCSVキャンペーンの手法が確立できれば、その価値はとても大きいものになります。
現段階では、コンテンツの内容をCSVタイプのものに変更したテスト段階ですが、今後の成果をもとにお客さまの製品開発面においても、「社会課題解決をより図れる製品開発」をすることになるのではないでしょうか。また、そのような企業の成果に刺激を受けて、他の様々な企業が社会課題解決をテーマにしたキャンペーンや製品開発を行うような流れに、少しずつでも変化していくのではないでしょうか。
消費者影響力の高い、すなわち広告宣伝費用を巨額に持つ大手企業のCSVの取り組みを促し、持続可能な社会、心豊かな社会の創造を目指すメンバーズにとって、今回のテストは大きな転換点となる一歩です。我々のミッション実現は容易ではありませんが、今回のように一歩ずつ進むことができれば、必ず実現できるものと信じています。未来を信じて、皆で弾み車を押し続けよう。